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高知県内でも変異ウイルスが拡大

大阪や兵庫、そして東京でも感染が相次いで確認されている変異ウイルス。高知県内でも感染が広がってきています。これを受け私たちは、どういった行動をとれば良いのか、感染症の専門医に聞きました。

感染症の専門医で県感染症対策協議会の吉川清志会長です。吉川会長は県内の感染が抑えられているのは、県民が正しい感染防止対策を続けている結果だとする一方で、変異ウイルスの感染拡大を危惧しています。

「高知県の変異ウイルスの割合は3月末~4月中旬までの検査で79%が変異ウイルス。しっかり感染防止対策をしていかないと急激な感染拡大が起こるおそれもある。市中には変異ウイルスがいるが、ある程度の対策をとっているので多くの感染者は出てこない。しかし、対策が緩むとそこで感染し、堤防が崩れるように県内全体に感染が広がる事態は起こりえる」(吉川清志会長)
 
変異ウイルスには「イギリス型」「南アフリカ型」「ブラジル型」などがあります。県内ではこれまでに30人の変異ウイルス感染が確認されていますが、このうち16人は解析の結果、「イギリス型」と判明しています。

「イギリス型は感染力が従来型と比べて1.3倍から1.7倍と言われている。もう一点、重症度、毒性も強いと言われている。感染が広がると急激に重症者が増えてベッドが足りなくなるおそれがある」(吉川清志会長)

「今月12日に始まった高齢者接種、期待感は?」(尾﨑アナウンサー)

「ワクチンの発症予防率は95%と言われている。すごく期待している。実際ワクチン接種が進んだイスラエル、イギリスの感染者は少なくなっているので、日本でもワクチンが広く接種されれば、感染者が抑えられるのでとても期待している」(吉川清志会長)

「効果が出るのはいつごろ?」(尾﨑アナウンサー)

「集団免疫という状態が大切。そうなるには6~7割の人が接種する。2回6~7割の人が接種を終えれば相当感染者が少なくなってコントロールできる。もうしばらく、ワクチン接種が終わるまで今の対策を続けてほしい」(吉川清志会長)