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コロナ禍 高知県の補助金で事業者が連携

コロナ禍で経済的に厳しい中、ウィズコロナで業績回復を図ろうとあの手この手で取り組みを進める県内事業者も少なくありません。高知県佐川町の乳製品販売会社が、県の補助金を活用したキャンペーンを始めました。キャンペーンは、売り上げの向上だけでなく、知名度アップによる効果も期待されます。

県は、新型コロナの影響で厳しい経営が続く県内事業者を支援するため、「高知家応援プロジェクト」と題し、地産地消を進める取り組みを去年6月から進めています。プロジェクトは当初きょうで終わる予定でしたが、コロナの影響が長引いていることから、5月9日まで延長されることになっています。

このほど、佐川町などで乳製品を製造・販売する「吉本乳業」が、プロジェクトの補助金を活用した新たなキャンペーンを始めました。配達サービスの利用者の中から、「吉本乳業」の牛乳を使った加工品を抽選でプレゼントし、売り上げの向上などを目指す取り組みです。吉本乳業もこれまで新型コロナの影響を受けています。

「学校が一斉に休校になって給食の供給が2か月近く止まる状態が続きました。」(吉本乳業 吉本剛社長)

キャンペーンを展開することで、吉本乳業は売り上げ回復のほか、知名度の向上にも期待を寄せます。

「高知県は年々牛乳の消費量が少なくなっている。こういう事業をやることで少しでも多くの人に牛乳を飲んでもらえたら。」(吉本乳業 吉本剛社長)

またこのキャンペーンでは、吉本乳業が商品を買い上げてプレゼントするため、他の事業者の売り上げにもつながります。商品を提供する事業者も、県の補助金を使った
キャンペーンに期待しています。

「大変な時期なので(選ばれて)ありがたく思う。プレゼントをもらった人が、リピーターとして商品を求めてもらうということがあれば幸い。」(横畠冷菓 横畠和夫代表)

売り上げの回復だけでなく、知名度アップでアフターコロナへの期待感を生み出すこのキャンペーン。県によりますと、高知家応援プロジェクトではきょう現在、66件の補助金交付が決まっているといい、「県民に引き続き地産地消を進める事業者を応援してほしい」としています。