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消防隊員がドローン操縦士に

火事や災害の現場でドローンを活用するため、高知市消防局が消防隊員をドローンの操縦士として育成する取り組みを行っています。育成には奈良の大学と大阪のIT企業が参加していて、「産官学」が連携し、消防局内で操縦士を育成する全国的にも珍しいモデルが確立されつつあります。

高知市消防局では、去年7月からドローン操縦者の育成に取り組んでいて、16日はその最終段階として操縦ライセンスを取得するための試験を行いました。ドローンは山火事が発生した時や災害時に状況を把握したり、行方不明者を捜索したりする際、活用が期待されています。高知市消防局にはこれまでドローンを操縦できる消防隊員が3人しかいなかったため、このほど、高知市中央消防署と高知市北消防署の消防隊員60人が、ライセンスの取得に向けた講習や訓練などに臨んでいます。試験では、「空中で停止する『ホバリング』が30秒間できるか」など8つの検定項目があり、すべてクリアすると合格となります。

「今回やってみて、やっぱり一番は『操作して慣れる』というのがあると思うので、訓練でも使用して活用していって、実際の現場で使えるようにしていきたい。」(高知市北消防署森本真司消防司令補)

操縦士の育成は、高知市消防局が奈良先端科学技術大学院大学と大阪のIT企業と合同で行っています。通常はスクールに通い操縦スキルを学びますが、「産官学」が連携し、消防局内で操縦士を育成する全国的にも珍しいモデルが確立されつつあります。

「通常では60人を育成するとなると、時間・費用が相当かかってくるので、その点、産官学連携により比較的費用を抑えて育成することができた。訓練を十分実施して安全第一に運用してまいりたい。」(高知市東消防署 山本篤史消防統括)

高知市消防局は今年6月から24時間体制でドローンを運用できるよう体制を整えるとともに、操縦の仕方を教えるインストラクターの育成にも力を入れる方針です。