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専門学校で涙と決意の卒業式

理容・美容について学ぶ高知市の専門学校で卒業式が行われました。専門学校生たちは、コロナ禍で経験した苦しい思いを糧に、夢の実現に向け力強く旅立ちました。

晴れ姿に身を包み旅立ちの日を迎えたのは、高知市の高知理容美容専門学校に通う専門学校生ら40人です。式に臨んだのは卒業生のほか、在校生代表の9人のみ。感染防止対策として来賓の出席はなく、保護者は別室のモニターで式の様子を見届けるなど、規模を大幅に縮小し実施されました。式では近藤邦夫校長が、「長い人生で困難なことに直面したときは、同級生や先生、自分の姿を思い出して乗り越えてほしい。」と卒業生にエールを送りました。答辞にかかる時間も例年より短縮されましたが、卒業生は涙ながらに特別な思いを伝えました。

「さまざまな大会が中止となり悔しい気持ちでいっぱいですが、この気持ちを心にとめ、一年後、二年後に理容師、美容師として挑戦したい。」(卒業生)

専門学校では去年、全国大会出場をかけた大会を含む2つのコンテストが新型コロナの感染拡大を受け、中止となりました。そうした中、学校が独自に校内コンテストを開きましたが、生徒たちは立ち直るのに時間がかかったといいます。モニター越しにわが子の姿を見ていた保護者は。

「目標が見えなくなったと感じた。けれど友達がいてくれたので、美容師になるというもう一つ先の目標を見据えて頑張れたんじゃないかと思う。お疲れ様、おめでとう。これからが出発なので頑張ってください。」(保護者)

卒業生たちも、苦しかった去年の学校生活が必ず今後に活きると胸を張っていました。

「コンテストが中止になって、何を目標にしていいかわからなくなったけど、コンクールを開いてくださってそれを目標に頑張れた。みんなと頑張ったことで社会に出て、壁にぶつかっても頑張れると思う。」(理容科2年 黒原愛里さん)

「校内コンクールがいい経験になったし、社会に出て悔しかった思い出を活かしたい。美容師として誰ともかぶらない作品を作って流行らせたい。」(美容科2年 吉本果樹梨さん)

夢の実現に向け、力強くスタートを切った卒業生たち。全員が国家試験の受験を終えていて、結果は今月31日に発表されるということです。