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明治の木造客車 53年ぶりに佐川町へ

53年前、高知県佐川町で展示され、町民に愛された旧国鉄の客車が、再び佐川町で展示されることになり、きょう移設作業が行われました。53年ぶりの里帰り。地元の人たちは、町のシンボルの帰郷に喜んでいました。

客車の移設作業が行われたのは、佐川町で建設中の新たな観光施設です。JR四国によりますと、今回移設された「ロ481号」は1906年に製造され、1930年まで高知ー須崎間を走っていました。2等客車・今のグリーン車で、国内で現存する木造で四輪の2等客車は、この車両だけだということです。ロ481号は、1933年から33年間、佐川町内で展示されていましたが、老朽化を理由に旧・国鉄に返還。6年かけて修理されたのち、JR四国の多度津工場に保管されていました。このたび佐川町が進める、上町地区の観光整備事業の中で、町の新たな観光資源として客車を里帰りさせようと、JR四国と協議。無償での譲渡が決まり、おととい佐川町に到着しました。移設作業はけさから始まり、およそ7時間後、53年ぶりに観光施設の格納庫に収められました。

「わんぱくぼうずが、遊びまわってかなり痛めたと思います。それが今約60年ぶりに帰ってくると懐かしいですね。うれしくてたまりません。よくぞあるところに戻ってきたと感謝ですね。」(地元の人)

「感無量で胸いっぱいです。宝物ですね。53年ぶりに帰った来ましたので、これから大事にしていきたいと思います。」(佐川町 チーム佐川推進課 大原秀平課長補佐)

ロ481号が収められた施設は、地元観光協会の事務所などが入り、町の新たな観光拠点として4月上旬、オープンする予定です。