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「つなぐ、つながる」地面の下飛ぶドローン公開

ドローンと言えば空を飛ぶ無人航空機ですが、“地面の下を飛ぶ”ドローンが高知県須崎市で公開されました。このドローンが飛ぶのは下水管の中で、災害時での活用も期待されます。

直径およそ40センチの下水管の中。画面の奥、暗闇から光る物体が向かってきます。実はこれ、下水管の中を飛ぶドローンです。

このドローンは、下水管の中を調査するため、東京の上下水道設計会社などが開発し、きょう須崎市でデモンストレーション飛行が行われました。

須崎市では、市から委託された民間の会社が下水管の管理を行っていますが、その調査にこのほど最先端のドローンが使われることになりました。

全国では総延長およそ47万キロの下水管が通っていますが、調査にはこれまで事前の清掃などが必要で、コストがかかっていました。加えて1日に300mほどしか進まず、作業効率の向上が求められていました。

「経済的・効率的に、新しい技術を使って調査をやっていくということを目指して(ドローンでの)業務を決めた。」(クリンパートナーズ須崎 高井敦紀企画管理部長)

一般的なドローンはGPSで操作されていますが、地面の下の下水管の中は電波が届かない上、四方を囲まれているため飛行が安定しません。そこで、Wi-Fiやコンピューターを使って通信と飛行を安定させるとともに、特殊なセンサーで壁に当たらないよう設計されています。

こうしたドローンでの調査は、地震や津波など災害からの復旧においても有効だといいます。

「下水管のどこが塞がって使えなくなっているというのを早急に点検できるという点で、非常に地震後は有用。東日本大震災の時も、10年前はそういうのがなかったので、何日もかかって点検を人がやっていたが、ドローンで点検できるのは非常に効果がある。」(NJS 谷戸善彦取締役)

須崎市では今月8日までの1週間で、このドローンを使って市内の下水管の調査を集中的に行う予定で、今後、ドローンの本格的な導入を目指す予定です。