KUTVニュース

飲酒ひき逃げ死亡事故で初公判

去年9月、高知市で起きたひき逃げ事件で、飲酒のため運転が困難な状態で車を走行させたとして、危険運転致死などの罪に問われている男の裁判員裁判が開かれました。男は起訴内容を認めました。

危険運転致死などの罪に問われているのは、住所不定・無職の小笠原勇樹被告(24)です。起訴内容によりますと小笠原被告は、去年9月28日の午前3時50分ごろ、酒を飲んだ影響で運転が困難な状態にもかかわらず乗用車を運転し、原付バイクに追突。新聞配達員の男性を死亡させた罪などに問われています。きょうの初公判で小笠原被告は「間違いないです」と起訴内容を認めました。裁判の争点は、飲酒をしていた小笠原被告に責任能力がどの程度あったかです。

検察官は冒頭陳述で小笠原被告は事件前日の午後9時ごろから午前1時半ごろまで友人の家で酒を飲んだあと車を運転し、事件後の検査で基準を大きく上回る0.72ミリグラムのアルコールを検出したと指摘。証拠として提出した防犯カメラなどの映像により、事故を起こした現場まで道路を逆走していたことなどを明らかにしました。その上で事件後、車内にあった小笠原被告の名前が書かれた書類を路地裏に捨てるなどの証拠隠滅を図っていたことから、責任能力はあると主張しました。

一方、弁護人は事件を起こしたことについては争わないとしながらも、小笠原被告は飲酒の影響で善悪の判断や行動を制御する能力が著しく減退した、心神耗弱の状態にあったとして減刑を求めています。次回の公判はあす行われ、被告人質問などが行われる予定です。