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のいち動物公園で人気の子どもキリン引越しへ 高知・香南市

おととし6月に、高知県立のいち動物公園で生まれたアミメキリンが来月、岡山県の動物園に引っ越すことになりました。引っ越しを前にお別れのイベントも予定されていて、旅立ちの日が近づいています。

のいち動物公園のアミメキリン、サンタロウです。来月中旬、岡山市の池田動物園に引っ越すことが決まっています。

「サンタロウは人懐っこい性格で、新しく担当になった自分にもすぐに馴染んでくれて、とてもいい子でしたね。」(インタのいち動物公園 小西克弥アミメキリン担当)

サンタロウは2019年6月11日にのいち動物公園で生まれたオスのアミメキリンです。生まれてから1週間後、報道陣に初めてその姿が公開されました。ツノまでの高さが1.8メートル、体重は65.2キロ。1日に4リットルのミルクを飲み、1週間で体重が5キロも増えたといいます。またこの日は、父親のリンタロウとも初対面。リンタロウも子どもに会うのを「首を長くして」待っていたようです。

「ちょっとやんちゃだと思います。ミルクが少ないと『もっとくれ!』というふうにアピールするところも他の個体と比べてすごく強いですし、とても力が強いので、このまま心配なく育ってくれるんじゃないかと思います。」(のいち動物公園 仲田忠信飼育係長)

そしておととし8月。生後2か月を迎え、飲むミルクの量も4リットルから7リットルに増えたこの時、名前が決まりました。

「『サンタロウ』に決まりました!ありがとうございます。」

全国から1000を超える応募の中から選ばれた「サンタロウ」の名前。名付け親は土佐市の女性でした。

「すごく単純ですけど、お父さんがリンタロウでお兄ちゃんが2頭いるということでサンタロウにしました。」(命名した森沢いずみさん)

サンタロウはツイッターに挙がったこちらの写真で全国的に有名になりました。首を折り畳み、自分の体を枕にして眠っています。飼育員によりますと、キリンが体の柔らかい子どもの時期にごくまれに見せる眠り方だといい、「きっと楽な寝方なんだろう」と話していました。

その後も愛情をたっぷり受けながらすくすくと育ち、のいち動物公園のアイドルと言われるまでに成長したサンタロウ。1歳8か月が過ぎた今、体長3.2メートル、体重は推定で300キロになりました。父親のリンタロウと並ぶと一回り小さいですが、好奇心は旺盛で、いろいろな人や物に近寄ってきます。

今回、サンタロウが引っ越すことになった理由は池田動物園のラブコールがあったからです。池田動物園では去年2月、飼育していたアミメキリンが死んでしまい、現在、キリンの展示スペースが空いてしまっているといいます。サンタロウは岡山の人たちにもう一度、元気なキリンの姿を見てもらおうと岡山に向かいます。旅立ちにさみしさを感じる人も。

「去年来たことがあって、その時はサンタロウが生まれてすぐで、この子も赤ちゃんだったので、『同じ赤ちゃんだなぁ』と思って見てました。子どもと同じように成長を感じるというか、大きくなったなと思う。我が子と同じように育ってきたんだなと思うとさみしい気持ちはありますね。岡山の人も楽しみにしてるんじゃないかと思うのでみんなのアイドルになってくれたらいい。」(来園者は)

動物が引っ越しをする時、国内ではトラックで輸送されます。このためサンタロウは去年の末から「輸送箱」に慣れるための訓練を続けています。

「サンタロウははじめはすごく警戒していてなかなか入らなかったんですけど、半月ほど訓練を重ねると、落ち着いて箱に入るようになってくれています。岡山のみなさんに愛されるように、向こうでも元気に頑張ってもらいたい。」(インタのいち動物公園 小西克弥アミメキリン担当)

サンタロウは来月中旬、岡山に向け出発します。

「キリンの子ども、群れの中で育った、のいちのキリン。あと半月ほどのご覧いただける期間となった。やっぱり目に焼き付けてほしいです。」(インタのいち動物公園 小西克弥アミメキリン担当)

のいち動物公園では、サンタロウへのメッセージを募集しているほか、引っ越し前の来月7日には、お別れ会が開かれます。