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春を呼ぶ“花きび”出荷最盛期

来月3日の桃の節句を前に、高知発祥のひな菓子が、製造の最盛期を迎えています。「春を呼ぶお菓子」としても親しまれていて、コロナ禍の今年は、「心穏やかに春の訪れを感じほしい」という願いも込められています。

鮮やかな色合いの「ポップコーン」。高知市大津のあぜち食品が製造・販売する「花きび」というお菓子です。やさしい甘さが特徴の「花きび」。高知では、3月3日の桃の節句のひな菓子として50年以上前から愛されていて、1月中旬から3月初旬まで期間限定で販売されています。

「花きびが並び始めたら春を感じていただく。春きびが(店頭から)消えたら春が来ていた。そういう意味で『春を呼ぶお菓子』として愛されている。ピンクは桃の花、緑は若草、黄色は菜の花。春をイメージしている。」(あぜち食品 和田しほこ代表取締役)

長年、伝統の味として親しまれている「花きび」。もともとは他の会社が始めた商品でしたが、18年前、その会社が製造を中止することになり、あぜち食品が引き継ぎました。

「高知の味が消えるのはもったいないと思い、高知の味がなくなるのであれば、自分たちが作りたいという思いで引き継いだ。ご当地の味を大事にしていきたいという思いで作っている。」(あぜち食品 和田しほこ代表取締役)

例年は4万袋程度出荷されますが、今年は新型コロナの影響で、すでに5万袋近くを出荷しています。製造は多い時で一日に2000袋に及ぶなど今が最盛期で、従業員は大忙しです。

「コロナで気持ちが沈みがちになる。カラフルな明るいポップコーンで、少しでも気持ちが明るくなってもらえたら。」(あぜち食品 和田しほこ代表取締役)

50年前から変わらない高知の伝統の味「花きび」は、県内の量販店などで、来月初旬まで販売されています。