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コロナ禍の秋葉まつり 高知・仁淀川町

高知県仁淀川町で200年以上続く土佐三大祭りの一つといわれる「秋葉まつり」。新型コロナ感染拡大防止のため、内容を大幅に変更し、神事のみが行われた今年。地域の人たちは、伝統を重んじる気持ちを未来へと、つなぎました。

毎年大勢の人で賑わう「秋葉まつり」。今年は静けさに包まれていました。新型コロナ感染拡大防止のため、規模を大幅に縮小して行われたのです。

土佐の三大祭りの一つと言われ、毎年8000人ほどが県内外から訪れる「秋葉まつり」。岩屋神社から秋葉神社までおよそ3キロの道のりを、ご神体をのせた神輿を担いで160人ほどが練り歩き、健康や防火・防災を願います。

観客を魅了する「鳥毛ひねり」や、子どもたちが真剣を持って舞う「太刀踊り」なども奉納され、例年だと、静かな山里には笑顔があふれます。しかし今年は、奉納や演舞がすべて中止となり、地元関係者による神事のみが行われ、ご神体は、神輿ではなく、唐櫃と呼ばれる木箱に入れられました。

暖かい陽気の下、21人が汗を流しながら急な坂道を登り、ご神体ゆかりの地をめぐりました。

祭りはもともと、別枝地区の3つの集落の人たちによって行われていましたが、過疎・高齢化に伴い、現在は、町全体で祭りを支えています。

今年は、祭りを大切に思う町の出身者たちが、県外からも見守りに訪れ、神事は無事に終了。地域の人たちは祭りを重んじる気持ちを来年へ、つなぎました。

過疎化や高齢化という壁を乗り越え、祭りを存続させようと、これまでにも知恵を出し合って継承への道を摸索し続けてきた人たちは、コロナ禍の先にある未来を見つめていました。