KUTVニュース

“立春”祝い酒を出荷 高知・佐川町

きょうは二十四節気の一つ、「立春」。暦の上では春の始まりとされる日です。春の訪れを祝う縁起物の酒が、高知県佐川町の蔵元から出荷されました。

立春の朝、佐川町の司牡丹酒造では、「立春朝搾り」の出荷作業に追われていました。例年は地元の酒店の店主らが集まり、瓶にラベルを貼るなど出荷作業を手伝いますが、今年は新型コロナの影響で、蔵元のみで行われました。

立春朝搾りは立春の朝に搾る酒をその日のうちに楽しんでもらおうと、全国の蔵元などでつくる日本名門酒会の44の蔵元が醸造しています。特別な純米吟醸酒で、うすいにごりがあるのが特徴です。縁起物として人気が高く、司牡丹酒造には今年も四国や関西を中心に、8300本あまりの注文が寄せられました。

搾る日が立春の朝と決まっていて、おいしく仕上げるためには熟練の技が必要だといいます。社長に今年の出来を聞いてみると。

「けさ搾ったばかりとは思えないぐらい完成度が高く、きれい。後口にふくらみも感じられて、キレもいい。おいしいお酒に仕上がっている。」(司牡丹酒造 竹村昭彦社長)

出荷前には神事が行われ、開運招福や無病息災のほか、今年は特別に新型コロナウイルス終息への願いも込められました。

「立春の日が2月3日になったのが124年ぶりだそうですので、この意味のある立春朝搾りをたのしんでもらえたら。」(司牡丹酒造 竹村昭彦社長)

出荷の準備が整うと、蔵元を訪れた県内外の酒店の人たちが、その日のうちに客に楽しんでもらおうと、さっそく持ち帰っていました。司牡丹酒造の立春朝搾りは、県内20の酒店などで買うことができます。