KUTVニュース

給食で広がるパプリカの魅力 高知・南国市

高知県南国市の中学校できのう、地元の味がぎゅっと詰まった給食が提供されました。去年商品化されたパプリカを使ったソースの試食も行われ、生産者は地元の食材を味わうことで、若い世代が農業に興味を持つきっかけになればと話しています。

「姿勢、礼、いただきます!」

南国市の鳶ヶ池中学校ではきのう、地元産のジャコやシャモの出汁、白米などを使った給食が提供されました。メニューを考えたのは生徒たちに食の大切さを伝え、学校給食の運営にも携わる=栄養教諭の澳本由佳さんです。

「子供に地域に誇りを持って育ってもらいたいという思いがあったので、地場産物を多く使った給食を提供したいなと思って、献立を作る時も心がけています」(鳶ヶ池中学校 澳本由佳栄養教諭)

生徒たちが魚のフライにかけているのは…『パプリカソース』です。

この『パプリカソース』は道の駅南国風良里のオリジナル商品として、去年9月、地元生産者らが協力して考案。南国市産の赤パプリカを100%使用し、玉ねぎやトマト、甘酒、昆布だしなどをあわせてペースト状にしています。砂糖は加えないため、ありのままの食材のおいしさが引き出されています。

澳本さんはこのパプリカソースを学校給食にも取り入れたいと企画。生徒をはじめ南国市長やパプリカの生産者らを交え試食会が行われました。

「酸味が効いていて、後味がちょっと甘いような、パプリカの風味がちゃんとあったので、すごく美味しいソースだと思いました」(生徒)

「野菜にもかけて食べてみたんですけど、野菜のよさが際立って、美味しいと思いました」(生徒)

ソースに使われているパプリカを栽培しているのは、農業生産法人『南国スタイル』です。コンピューターでハウス内の温度や湿度を徹底管理し、農産物にとって最適な環境をつくる次世代型ハウスで栽培しています。生産量は年間およそ140トンで、県内トップシェアを誇ります。

「南国市は全国でも日照時間が有数の地域でもあるので、日の光をいっぱいに浴びたパプリカで、ジューシーで美味しいという評判をいただいております。メニューに高知県産、南国市産のものが使われる、非常に美味しくて良かったです」(南国スタイル 中村文隆代表取締役専務)

中村さんは地元の食材を味わうことで、若い世代にも新しい形の農業に興味を持ってもらうきっかけになればと話します。

「地産地消という点では、高知のものを食べることで、嬉しさがあります、美味しかったです本当に」(生徒)

学校側は市と協議しながら地元の食材を使った給食のメニューを広げていきたいとしています。