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仁井田米不正販売問題 JA高知県組合長が引責辞任へ

仁井田米の販売をめぐり、JA高知県が生産時期や産地などについて事実と違った表示をしていた問題で、武政盛博組合長は責任を取り、今月末で辞任する考えを明らかにしました。

仁井田米の販売をめぐりJA高知県は、去年10月と11月の2度にわたり、「『にこまる』の銘柄で販売していた米に『ヒノヒカリ』が混入していたこと」「通常栽培の米を『特別栽培米』と偽って販売していたこと」「中土佐町産の米を四万十町産と偽って販売していたこと」などを明らかにしています。

JA高知県は原因の究明と再発防止策を検討するため、外部の有識者による調査委員会を設置。委員会は現地調査を含む複数回の調査を行い、報告書として結果を取りまとめました。

きょう公表された報告書では、一連の問題の原因について、「JA高知県には食品表示に関する規程が存在せず、誤った米の取り扱いが常態化するなどコンプライアンス意識が浸透していなかった。」「組織としての販売計画が策定されていないなど現場任せの風土があり、内部統制がなされていなかった。」と指摘しました。

「(食の)安全を確保することが農家の所得、食のブランド化につながる。そういうことにつなげられなかった。いいものを作って消費者に喜んで高く買ってもらうことにつなげたいという思いがありやってきたが結果的に製品の段階で間違いがあったということを大変申し訳なく思っている。」(JA高知県 武政盛博組合長)

指摘を踏まえJA高知県では品質表示の管理体制などを定める基本方針を制定したほか、チェックを行う専門部署を立ち上げ、再発防止に取り組む方針です。その上で一連の問題を受け、JA高知県の武政盛博組合長が今月末で辞任することを明らかにしました。