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アフターコロナ見据え外国人観光客誘致へ 高知・中土佐町

新型コロナウイルスの影響で外国人観光客の入国が制限される中、ウィズコロナ、アフターコロナを見据え、感染対策と社会経済活動の両立をはかろうとする取り組みが進んでいます。高知県中土佐町は外国人観光客の受け入れ体制を整えようと、県内在住の外国人を招いてモニターツアーを行いました。

県内在住の外国人16人を対象にモニターツアーを行ったのは、カツオの町・中土佐町です。

「ようこそ色んな国から。」(ツアーガイド)

中土佐町は、高知新港に寄港するクルーズ船の観光客らをはじめ、インバウンド需要の取り込みを積極的に行っています。多言語による案内表示やインターネット環境の整備、主要施設に音声翻訳機を配置するなど、外国人観光客に快適に旅を楽しんでもらえるよう、環境を整えてきました。

「看板の多言語化、ウェブサイトや街歩きマップ、そういったものを準備してきた中で、本当に外国人の方にとってそれが使いやすいものであるか、良かったのか・悪かったのか、何が足りないのかというのを見てもらう、意見いただくためのツアーとして企画しています。」(中土佐町 水産商工課市川文啓さん)

モニターツアーを行うのは今回で2回目。ウィズコロナの時代でもこれまでの歩みを止めないために、県内在住の外国人に観光を体験してもらい率直な意見を聞く機会を設けました。一行が訪れたのは黒潮本陣。目の前の漁港に朝、水揚げされた新鮮なカツオで藁焼きを体験します。

太平洋が一望できる部屋で、自分たちで焼いたカツオのタタキを味わう参加者たち。身も心も満たされたようでした。

「すばらしかったです。中土佐町のような町が、高知にあるとは知らなかった。」(マレーシア・女性)

「カツオの藁焼き体験を息子と楽しみました。藁焼き体験は前にもしたことがあるが、今回が一番良かった。自分たちで作った新鮮なものがすぐにこうやって食べられるなんて。」(アメリカ・父親)

一方で子どもと参加した母親からはこんな意見も。

「食事、すごく美味しいんですけれど、小さい子どもには食べれないものが多いのかな。家族連れとしては、家族に対応してるメニューの方がいいのかなと。それ以外は本当に景色もいいし食べるものも美味しいし、皆さん優しいし。」(アメリカ・母親)

この後も久礼大正町市場やサイクリングを楽しんだ参加者たち。「子ども用の自転車があればよかった。」「もっと自然やアクティビティを満喫したい。」といった意見が聞かれたということです。

「コロナの前は結構、アジアなんかを中心に、お客さんにお越しいただいておりましたし、最近は欧米の方も増えておりましたので、そこの延長線上に何かきちんと今の時期に準備したのもが生きてくれば良いなと期待しています。」(中土佐町水産商工課 市川文啓さん)

中土佐町は外国人観光客にありのままの街を楽しんでもらえるよう挑戦を続けたいとしています。