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1100年以上の歴史 津野山古式神楽今年も 高知・津野町

太鼓のリズミカルな音が聞こえていますね。高知県津野町では今、津野山古式神楽が行われているんです。こちらはきのうの様子です。五穀豊穣、無病息災を祈願する津野町の秋の風物詩ですよね。津野山古式神楽は平安時代、藤原経高が現在の梼原町と旧東津野村にあたる津野山郷に入った際に伝えたとされています。1100年の歴史があるんですよね。毎年11月15日から22日にかけて合わせて6日間行われています。

氏子の舞には「土一期」(つちいちご)の思いが込められています。土は「地球」、一期は「永遠に」を意味し、「地球が続く限り永遠に神楽は絶やさないので、どうぞお守りください」という願いです。そうしたことから津野山古式神楽は1100年以上にわたり、毎年欠かさず行われているんです。今年は新型コロナの感染拡大防止のため、本殿への立ち入りを地域住民に限定し行われました。

「ふだんならアマチュアカメラマンとかツアーのお客さんとかいろんな方が神楽を見に来られますが、今年は残念ながら地区民だけに限らせていただいた。逆に地区民の方々は割と和やかにできたと思う。」(津野町観光ガイド 熊田光男さん)

この神楽の見どころの一つが「大蛮」(だいばん)です。鬼の面をつけた氏子が初参りの子どもを一人ひとり抱いて無病息災を祈願します。

「もっと泣くかと思ったんですが、音楽にのせながら揺らしながらだと、気分ものって本人も楽しめたのかなと思います。」(母親)

またこの古式神楽を毎年、東津野中学校の3年生が見学していて、次世代への伝統文化の継承もしっかりと行われているんです。

「長い間続いていてすごい。続いていったらいいなと思う」
「(津野山古式神楽は)子ども同士の仲も深まるし地域の人ともかかわれるので、地域のつながりを深めてくれるもの」
「次の世代につなげていく活動をしたいと思います」(東津野中学校の生徒たち)

「来年はたくさんの方に来ていただいて、もっと盛大にできることを望んでいます。そのために神楽を奉納して、安全祈願をさせていただいたので、来年は元に戻ると信じています」(津野町観光ガイド 熊田光男さん)

津野山古式神楽は旧東津野地区の神社で今月22日まで行われます。