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子どもたちが「海の生き物」学ぶ 高知・須崎市

子どもたちに高知の海の魅力を知ってもらおうと、高知県須崎市で先日、海の生き物に触れその生態などを学ぶ自然学習が行われました。子どもたちにとって特別な体験になったようです。

この自然学習は日本財団などが推進する「海と日本プロジェクト」の一環として行われました。海への好奇心を高め、美しい海を次の世代につなげようとする取り組みです。2日間にわたって行われたイベントには、県内の小学5年生と6年生10人が参加しました。初日は須崎湾でクルージングを楽しんだ後、貝やプランクトンなどを観察しました。

2日目は須崎市の桜川河口付近の干潟で水生生物の調査。講師を務めたのは海洋生物を研究する高知大学の伊谷 行教授です。

干潟で生息する生き物を捕獲するための手動式ポンプで、砂と砂の中にいる生き物を一気に吸い上げると。

「わー!カニと何かの合体系が。なにこれ、白いのおる。」
「スナモグ~すごい元気!」
「スナモグリですね。」
「やったー!」

エビの仲間「スナモグリ」です。その名の通り、砂の中に1メートルほどの巣穴を掘ってその中で暮らしています。干潟には、川から豊富な栄養が流れてくるため様々な生き物が棲んでいます。この日は1時間ほどでスナモグリをはじめアナジャコ、ハゼなどたくさんの種類の生き物を見つけることができました。子どもたちは2日間で学んだことをイラストを交え、レポートにまとめていました。

「プランクトンとかを見れたので小さくてかわいかったです。(高知の自然は)とってもきれいでした。」
「きょうはスナモグリをとったのが一番心に残りました。大きいのがとれたときはすごくうれしかったです。ここは森しかないんじゃないかって思ったので、干潟があるということがすごい驚きました。(高知の自然好きになりましたか?)大好きです。」
「初めて自分も見て、やったなと、嬉しい気持ちでいっぱいになった。(高知の海ってどんなとこ?)新しい発見もあって、ほかの海ともまた違う楽しさがあるところだと思います。」

高知の豊かな自然を体いっぱいで感じた子どもたち。伊谷教授は子どもたちが「楽しい」と感じた場所を守っていってほしいと話します。

「(高知の)海も川も自慢なんですけど、海と川をつなぐ河口域、そこにできる干潟も大事なところ、そしてそこにいろんな生き物がいて面白いということを感じてもらって。あの楽しかったところが埋め立てにあったらいけないなという思ってもらったらなと思います。」(高知大学教育学部 伊谷行教授)