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秋深まる牧野植物園 高知市

朝晩の気温が下がり、秋の深まりが感じられるようになりました。季節の植物が楽しめる高知県立牧野植物園で、見ごろを迎えている花を取材しました。

まずは「ホトトギス」です。花びらの模様が鳥のホトトギスに似ていることから、その名がつきました。

このホトトギスにはさまざまな種類があり、中には牧野富太郎博士が越知町で発見し、和名をつけたものもあります。上品で美しい花が連なって咲いている「ジョウロウホトトギス」。ホトトギスのような模様は花の内側についています。

続いては、とても珍しい花!去年、四国で初めて開花した「ハナカズラ」です。国内では九州にしか自生しておらず、その数も減っていて、絶滅危惧種に指定されています。牧野植物園では、保護の目的でこのハナカズラを植えています。

「トリカブトの仲間の中で唯一のツル植物です。今花をご覧いただけます。花のカブトのような形深い紫色をみてほしいです」(牧野植物園企画広報課 松本孝ガイド)

植物とともに生きる虫たちからも秋の深まりが感じられます。美しい羽を羽ばたかせているのは、「アサギマダラ」です。春から夏にかけて日本列島を北上し、秋には台湾付近まで南下することから、「旅する蝶」と呼ばれています。

全国のボランティアが羽にマークをつけて飛行ルートを調べていて、この個体は、先月末、愛媛にいたことがわかります。

アサギマダラは11月はじめには鹿児島に移動するとみられています。

このほかにも、気温が低くなってくると茎に霜を付ける「シモバシラ」や、スイレンの仲間で、大きな花を咲かせる「ミズーリ」、「レッド・フレア」なども見ごろを迎えています。

「気候も落ち着いてきた。ゆっくり巡るには良い季節。菊もこれから咲くので、秋の楽しみのひとつとして菊も見てもらえれば」(牧野植物園企画広報課 松本孝ガイド)

牧野植物園では、今月24日と25日に開園時間を午後8時まで延長する「よるまきのハロウィーン」が開かれる予定です。