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テイクアウトフェスタ出店の絶品グルメ

今月3日と4日の2日間、高知市の中央公園で開かれた「テイクアウトフェスタ」。新型コロナの影響でイベント中止が相次ぐ中、2日間で1万4000人が訪れました。からふるではコロナ禍でも前を向いて事業を進める出店事業者の中から新しい店や商品にターゲットを絞り、3つの店舗の絶品グルメを取材しました。

今月3日と4日に開かれた「地産地消マーケット テイクアウトフェスタ」。新型コロナで打撃を受けた飲食店や生産者らを応援したいとの思いで高知市が地産地消をテーマに開きました。初日は6000人、2日目は8000人が来場しにぎわったこのイベント。県内各地からおよそ40店舗が参加し、地元の食材を使った弁当や洋菓子、加工品などが販売されました。

いの町の量販店にあるスイーツ店です。土佐ジローの卵をたっぷり使ったスイーツが作られていました。作っているのは矢野陽樹さん。土佐ジロー卵のおいしさと生産者の人柄にほれ込んだといいます。矢野さんがほれ込んだ土佐ジローの卵を生産するのは尾崎彰則さんです。今回のフェスタに出店するにあたり、新型コロナで売り上げが減った県内の3人の土佐ジローの生産者からおよそ750個の卵を買い取ったといいます。先月、尾崎さんと矢野さんがタッグを組んで土佐ジローの卵のおいしさや風味を感じられるスイーツの試作を重ねました。

「ありふれた商品だけど、王道のど真ん中を行こう~土佐ジローである商品を作ろうと。」(尾崎さん)

生地を型に流し込み、オーブンに入れておよそ12分。焼きあがったのはドーナツです。土佐ジロー卵を使ったドーナツは2日間で、およそ800個が売れました。

「おいしいという反応で嬉しかった。」(尾崎さん)

新型コロナで生産者同士の新しい繋がりが生まれたといいます。

「生産者側も協力して頑張りたい。」(尾崎さん)

高知市のこちらのホテルは土佐あかうしの弁当やウツボのお茶漬けなどを販売しました。新型コロナの影響で宿泊客は激減。売り上げは大きく落ち込んだといいます。

「宿泊も宴会もなく大変だった苦しかったです。」(宮地オーナー)

そんな中、イベントのために用意した土佐あかうしの弁当は、2日間で360個が売れました。肉本来のおいしさを味わってもらえるよう、肉は焼かずに湯にさっとくぐらせ、和風のあっさりとした特製ダレを絡ませています。生産量が少なく「幻の牛」とも呼ばれる土佐あかうしを、弁当でテイクアウトできるとあって大勢の人が買い求めていました。

「最初は20個くらい。ホテルと会場をピストンしてお弁当を作り続けた。おいしかったからと次の日にも来てもらえた」「たくさんのお客様に来場いただいて、会場の方には目も向けれず、対面で販売していたという感じです。」(宮地オーナー)

県内外に改めて高知の食のすばらしさを知ってもらうまたとない機会となったようです。

高知市はりまや町に先月オープンした店「ROUTE66」。県内産の卵をたっぷり使った少し変わったサンドイッチが、人気を集めています。

「これまだ中とろとろなんです。」

ふわふわに焼き上げた卵焼き。このままパンに挟むかと思いきや…出来上がったのは、たまごカツ!ソースをたっぷりのせたパンに挟んだ「たまごカツサンド」がこの店の看板メニューです。店のオーナー、谷岡淳子さん。大阪で人気を集めていたたまごカツサンドにほれ込み、仲間と一緒に高知に店をオープンさせました。

「逆に今だからやったらいいかなって。テイクアウトや持ち帰りメインにしてますし、今だからだめとかなくってとにかく今やるべきやないかと思いました。」(ROUTE66 谷岡淳子オーナー)

谷岡さんは、高知市追手筋のライブバーを経営しています。週末は毎日ライブが入り、多い時は100人ほどの客が入っていましたが、新型コロナの影響で2月半ばから客足がぱたりと途絶えてしまいました。

「いまだに何が起こっているのかという感じではありますね。みなさんそうだと思うんですけど、ここはライブハウスとは違って、ライブができるバーではあるんですけど、ライブハウスで最初にクラスターが出て、クローズアップされてしまって他の飲食店よりも早い段階から遅い段階までずっとお客さんが控えてしまったんではないかと思うんですけど。」(Sha.La.La 木村美紀マネージャー)

9月以降、少しずつ予約も入り始めたといいますが、それでも店を存続させていくのは厳しい状態だといいます。

「音楽を通じて出会えた人たちとまた会いたいなって思うので、このお店は絶対に守り続けていきたいなという気持ちはありますね。」(木村マネージャー)

「いつまで待ってても(これまで通りには)できないなと。じゃあこの宝物をみんなに食べてもらいたいなと思って。」(谷岡オーナー)

コロナで打撃を受けたライブバーを守るために、仲間と始めた新しい挑戦。たくさんの人たちに助けられてオープンしたという店の看板メニュー「たまごカツサンド」には、「みんなで一緒に高知の街を元気にしたい。」との思いが込められています。

「やろうと思ったらすぐに力合わせるのが高知特有じゃないですか。強さ感じますので大丈夫ですよね、高知!」(谷岡オーナー)