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高知市の高校でオンライン文化祭 OB藤川投手も

コロナ禍の中、「生徒」が主体となって作るオンラインでの文化祭が高知商業高校で開かれました。今シーズン限りで現役を引退する阪神タイガースの藤川球児投手が描かれた巨大パネルも登場。藤川投手から在校生にサプライズメッセージも寄せられました。

高知商業高校の文化祭=通称「市商祭」は、毎年地域の人たちに向けて物品販売や出し物を行います。今年はコロナ禍で実施が危ぶまれましたが、今だからこそできることをしようと、実行委員会のメンバー70人を中心に全校生徒がオンラインで開催することにしました。きょうは全24クラスの代表が体育館に集まり、動画の上映やプレゼンテーションを行いました。

パフォーマンスの様子はYouTubeで生配信され、各教室にも流されました。

「3、2、1、どうぞ!」(生徒)

文化祭の目玉は卒業生で阪神タイガースの藤川球児投手が描かれた巨大パネルです。縦5.4メートル、横7.2メートルある巨大パネルには「火の玉ストレート」として注目を集めた藤川投手のダイナミックな投球フォームが描かれています。今シーズン限りで現役を引退する先輩を応援したいという思いから1クラス1枚を担当。24枚のパネルをつなぎ合わせ、みんなで作り上げました。

「どういう作品ができるか想像がつかなかったけれど、1人ではこういった大きな作品を作ることはできなかったので、藤川球児さんが引退会見で話していた『仲間と協力すること』や『誰かに頼ること』が大切だということを学べました。」(3年 大原かりんさん)

高校2年生の時に兄弟バッテリーを組み甲子園に出場した藤川投手。サプライズで、後輩たちに向けた熱いメッセージを送りました。

「コロナでこんなに大変な世の中になって、みんなの大事な青春の時間を考えさせられるつらい時期になったと思います。必ずよい人生になると思うので、常に前向きに明るく、苦しい時は明るい人を、その時にパワーをくれる人の近くによればいい。一人で抱え込まず頑張っていきましょう。野球をやめてもまだまだ輝く人生を送ろうと思う。みんなも僕と同じような思いで『高知商業出身の人はすごいぞ』というパワーをこれから20年、30年と見せていきましょう。一緒に頑張りましょう。」(藤川球児投手)

「選手魂を感じました。勇気や希望をくれた。」(男子生徒)
「前に進めという言葉を言ってもらえて、その言葉をモットーに学校生活を頑張っていこうと思いました。」(女子生徒)
「藤川投手 ありがとうございました。」(全員で)

この日のためにおよそ4か月かけて準備をしてきたという生徒たち。力を合わせて制作した作品が一つの形となったことに喜びを感じていました。

「自分たちの力でこの状況を打開するには、何をすればいいかを考え抜く力がついたと思います。」(3年 徳弘菜香さん)

コロナ禍で様々な行事が制約を受ける中での学校生活。生徒たちはコロナと向き合いながら「主体性」を養っています。