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高知市の学生が「選挙」学ぶ

「解散」もささやかれるほど政局があわただしい状況の中、選挙の出前授業が高知市の専門学校で行われました。参加した学生からは「投票への意欲が増した。」という声が上がると同時に、投票率を上げるための意見も出ていました。

若者の政治離れが叫ばれる中、高知県選挙管理委員会は若い世代に選挙に関心を持ってもらおうと、職員が学校などで出前授業を行っています。きょうは高知市の高知開成専門学校で行われ、担当者が選挙制度や投票制度などを説明しました。そして投票にあたってはテレビやインターネットなどで情報を集めつつ、「情報の真偽を見極めてほしい。」と呼びかけました。授業では、実際の選挙を想定した模擬投票も行われました。受講した学生たちの半数近くが「投票に行ったことがない。」と回答していて、学生たちは模擬投票で、投票用紙を受け取ってから記入し投票するまでの流れを改めて確認していました。

「去年まで大学生で住民票を移していなかった。で、自動的に選挙に参加できなかった。投票するのに選挙人名簿への登録が必要ということを知らなくて、住民票を移していなかったが、住民票を移して3か月住めば投票ができるとわかったので、これから先、学校を卒業して県外へ出ることがあっても、必ず住民票を移して選挙に参加できるようにしたい。」(授業を受けた女子学生)

「投票は何度か行ったことがありますが自立的・自主的には行った事がない。投票の年齢など分からない点がいくつかわかって、投票に行く意欲がわきました。次回、投票が行われる際は投票会場に行ってみたいと思った。」(授業を受けた男子学生)

ところで、去年夏の参院選の投票率は、20代が30.96%、10代が32.28%と、他の年代に比べて低くなっています。衆議院の解散総選挙もささやかれる中、若者の投票率を上げるために、こんな意見も出ていました。

「選挙に参加するのにどうしても毎日忙しいじゃないですか、時間も決められているし。わざわざ選挙(投票)する場所に足を運ぶことが大変なのではと思う。なので、これからIT社会だし、ネットを使って投票できる制度が始まればもっと若い人も参加できるのでは。」(授業を受けた女子学生) 

「最近の若者はスマホなどに慣れているためそういうので情報提供を、SNSなどで伝えていけると興味がわくのではないか。」(授業を受けた男子学生)

県選挙管理委員会でも、若者と議員の座談会を設けるなど、さまざまなアイデアを出しながら若者の政治への関心を高めようと奔走しています。

「選挙出前授業は、選挙に興味を持ってもらうための1つの方法だと思うが、地域の課題を教材として、新聞とかを活用した授業にも発展させていければ。」(県選挙管理委員会 近森真人 書記)