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台風10号がもたらした教訓とは

台風10号では幸いにも人的被害はありませんでした。高知からはかなり距離がありましたが、雨風の強さに恐怖を感じた方も多いと思います。今回の台風接近で教訓にするべきことは?高知県内への影響をふりかえりながら考えます。

最大級の警戒が呼びかけられた台風10号。昨夜から、雨風共に激しさを増していきました。そして、日付が変わるころ。午前3時半の高知市。思わず、建物の影に隠れてしまうほどの強い風が。観測された最大瞬間風速は宿毛市で28.7メートル室戸岬で28.5メートルでした。

「宿毛市橋上では倒木の被害がありました。大きな木が道路をふさいでいて朝から撤去作業が行われています。倒れた木が電線に引っかかっています今クレーンを使って大きな木を撤去しています。」(京面アナウンサー)

夜が明け、台風は遠ざかっていきますが、強い雨と風は続きます。

「高知市桂浜です。雨は降っていないんですが風が非常に強く、体をもっていかれそうになります。波も高く、遊歩道にまで波が押し寄せています。」(伊與田記者)

台風の接近が大潮の時期と重なったため、海上は大しけに。

「まもなく満潮時刻を迎える安芸漁港。潮位が高くなっている。波が大きな音を立てながら高さ10メートル近くある堤防を悠々と超えている。波同士がぶつかり合って、堤防の2~3倍近いしぶきを上げる様子も。」(福島記者)

「昨日は強風が怖くて一睡もできなかった。初めて雨漏りした。」(女性)
「昨日は昼過ぎから急に風が強まった。年々台風が強くなっているので今後は早めに備えたい。」(男性)

県によりますと人的被害はないということですが、農作物には少なからず被害が。安芸市の米農家、有澤智孝さんは午前7時ごろ、工場の屋根がめくれあがっていたのに気づきました。

「ここの屋根が飛ぶのは想定外。ちょっと濡れたのがびっくり。大体台風が来るときには(米袋にブルーシートを)かけているので、最悪の事態は免れた。」(米生産者・有澤智孝さん)

宿毛市でも。

津野町では牛舎が浸水する被害も。酪農を営む片倉裕二さんは、標高500メートルの山の上で乳牛を3頭飼育しています。降り続いた雨で山から水が流れ込み、牛舎が10センチほど浸水しました。

「昨日の夜から水は少し出て一回出して。夜中のうちに水が出て、朝来たら外を流れる水と同じくらい牛舎の中に入って。」(You Farm 片倉裕二さん)

幸い、牛舎にいた子牛に影響はありませんでした。今後は2、3日かけて自然と水が引くのを待つしかないといいます。

(Q.台風来るたび心配?)
「そうですね。倒木があると牛が外に出てしまう可能性があるので。」(片倉さん)

濵田知事は、けさの災害対策本部の会議で各方面への影響を聞き取り、次のように述べました。

「幸い大きな被害無く。コロナ禍での避難をしっかり検証を。」(濵田知事)