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相撲場でバンドが土俵入り

ユナイテッドSCの試合が行われた高知市の春野運動公園では、意外なイベントが行われていました。相撲場での初めてのライブイベントです。

新型コロナの感染リスクを避けるため、営業再開後も以前のように観客を入れられず、厳しい状況が続くライブハウス業界。そんな中、少しでも前を向こうと、きのう高知市のライブハウスX-pt.とキャラバンサライが合同でライブイベントを開きました。三密回避もでき、観客に会場の雰囲気も楽しんでもらおうと選んだ場所が、春野運動公園の相撲場です。この相撲場でのライブは、初めての出来事。主催者にとっては台風の進路にやきもきしながらの開催となりましたが、出演した高知のバンドはめったにできない土俵入りを楽しみながら観客と一緒にライブを作り上げていました。

「すごい楽しかったです。非日常感というか。ライブハウスに来たらいつもイヤホンで聴いてる曲も全く違うように聞こえるんで、そこにも楽しさがあるんで、ぜひ、無理にとは言わないですけど来ていただけたらうれしい。」(バンドマン)

「開けた場所なんで自分に聞こえてくる音もすごい気持ちよかったんですごい楽しかったです。こういうものをきっかけにしてもっと元気が出てくれてらいいなと思います。」(バンドマン)

「一礼して入りました。ただでさえ入れない場所なのに楽器を持って入ったていう、すごい貴重な経験になりました。こういう大変な時だからこそ、みんなが一丸となってこういう、いつもはしないようなイベントができることに関しては、こういう状況でもすごい前向きな感じがして、いい方向に行ってるような気がして私たちもしっかりとそれについて行ってイベント一つ一つを成功させていきたい。」(バンドマン)

「ライブやってくれるのがありがたいですね。やっぱりストレスとかいろんなフラストレーション、すごい溜まってるんでいい気分転換になるかなと。」
(Q.相撲場ということでライブハウスより来やすかった?)
「はい、まぁまぁ気は抜けないですけどね。」(観客)

「その手があったかと思いましたね。なるほど、相撲場、半分外でちゃんと屋根もあってっていう場所はなるほど、すごいいいポジションやなぁって思って。」(観客)

「普段ならなかなかできないことをコロナ禍を逆にうまく利用してといえばおかしいですけどライブハウスでやるのが難しいなら広いところでって感じで。一緒に力合わせてやれる機会ができたことはうれしく思ってます。1回1つの形が作れたので今後もこういうワクワクするようなことを作っていきたいなと思ってます。」(主催者)

配信ライブやオンラインでの音源・グッズ販売など、コロナ禍でも前を向き、新たな取り組みを続けている高知のライブハウス。日頃は切磋琢磨している2つのライブハウスが初めて共同でイベントを作り上げたのもウィズコロナならではの出来事です。ライブがエンターテイメントとしての価値を失わないために、ライブハウス関係者の挑戦は続きます。