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土佐くろしお鉄道 コロナで運輸収入大幅減

新型コロナウイルスの影響で土佐くろしお鉄道は、今年4月から5月までの運輸収入が大幅に減少したことを明らかにしました。6月以降は回復の兆しが見えているものの、厳しい状況が続いていて、今後、利用促進につながるキャンペーンに積極的に取り組む考えを示しました。

土佐くろしお鉄道はきょう取締役会を開き、今年4月から6月までの営業実績などについて報告しました。4月の緊急事態宣言以降、新型コロナの影響を大きく受け、利用者数が大きく減少。これに伴い運輸収入は中村・宿毛線で前年比37.1%、ごめん・なはり線で前年比63.4%となっていることが報告されました。

特に中村・宿毛線で落ち込みが激しいことについて、特急列車の収入が大きなウエイトを占めていることに加え、四国外から幡多地域への旅行客が戻ってきていないと分析しています。

6月以降は回復の兆しが見られるものの、依然、厳しい状況が続いていて、お盆の時期の利用者数はいずれも前年比で中村・宿毛線が46.6%、ごめん・なはり線が78.2%でした。

「夏場のGOTOキャンペーン、人が動くことに制限かかった、お盆の帰省の自粛ムードが全国的に広がったことで、夏場の復活に大きな影響を受けた気がしている。年末に向け、徐々に回復する見込み持っている」(土佐くろしお鉄道 金谷正文社長)

土佐くろしお鉄道は、人件費の削減に取り組むとともに、お得なきっぷの販売や、社内に沿線地域の魅力を発信するプロジェクトチームを発足させ、SNSによる情報発信を行うなどして利用促進につなげる方針を示しています。

「コロナの影響は一過性ではない。今年に限らず来年以降も一定影響を受けざるをえない。JR四国とも今後協議必要だが四国の島内に全国から国内旅行客を呼び込むそのための魅力ある商品を積極的に打っていけたら」(土佐くろしお鉄道 金谷正文社長)