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新子の季節到来、でも食堂は閉鎖に 高知・中土佐町

高知県中土佐町や須崎市では毎年この時期メジカの新子の水揚げが盛んにおこなわれています。久礼大正町市場は、例年よりも人出が少ないものの、大勢の観光客でにぎわっています。

けさ10時半。中土佐町の久礼大正町市場には、水揚げされたばかりのソウダガツオの稚魚=通称メジカの新子が並んでいました。新子は傷みが早いため、水揚げされてから3~4時間の間にだけおいしく味わえる鮮度が命の魚です。

「一年のうちで今しか食べることのできないメジカの新子です。すりおろした仏手柑の皮と果汁がたっぷりかかっています。つやつや、美味しそう。身がぷりぷり、もちもち。さわやかな仏手柑の酸味と相性ばっちり。」(福島由季記者)

久礼漁協によりますと、去年は不漁で一時は高値がついたということですが、今年は水揚げ量も価格も平年並みで取引されているということです。

その久礼大正町市場。7月の4連休には県外からの客を中心に市場全体が密になったといいます。市場で働く人たちの平均年齢が70歳を超えているため、新型コロナの感染リスクを少しでも減らしたいと、今月から店内の飲食スペースを閉鎖しています。

「一番メジカが美味しい時期に天気が良くてほぼ毎日とれているのに食べてもらえないのは魚も漁師さんも皆残念。ぜひ食べてもらいたいのは山々だが、やっぱり町にも迷惑をかけるといけないし売る方にもなにかあったらいけないので、ちょっとセーブしながら」(久礼大正町市場組合 田中貴博代表)

中には立ったまま食べる人の姿も。きょうは平日にも関わらず県外からの旅行客の姿も目立ち、こちらの店では3時間弱で80匹が完売しました。

「初めての食感。もちもちでおいしいです」
「神戸からメジカの新子を食べに朝5時に家を出てきた。来てよかった」(観光客)

メジカの新子は9月末ごろまで販売される予定です。