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少年兵が残したまんがと絵手紙 高知・香南市

今年は戦後75年の節目の年にあたります。戦時中、空を飛ぶことにあこがれ、海軍航空隊に入隊した高知市出身の少年が、戦死するまでに訓練の様子を描いたまんがなどが、高知県香南市の図書館で展示されています。

丁寧な字とゆかいな絵で構成されたまんがや絵手紙。描いたのは、19歳の時に特攻で戦死した、山﨑祐則さんです。山﨑さんは1925年・大正14年に高知市に生まれました。旧夜須町で育った山﨑さんは空を飛ぶことにあこがれ、16歳で海軍航空隊に入隊しました。

企画展では山﨑さんが海軍航空隊に入隊してから19歳で戦死するまでに家族に送った手紙や、訓練の様子を描いたまんがなど、およそ80点が展示されています。入隊してから戦死するまでの2年半の間、家族に100通以上の手紙を送っていたという山﨑さん。隊内の様子を絵手紙や漫画で家族に知らせていたようで、作品からはまめな性格で家族思いだった山﨑さんの、温かく優しい気持ちが伝わってきます。厳しいはずの隊内での様子が色鉛筆で塗られ描かれたまんがでは、なぜかほのぼのした雰囲気が醸し出されています。

戦死する前に、貯金通帳に書かれた遺書です。

山﨑さんはこの遺書を同期生に託していたといい、戦争の悲惨さと、山﨑さんの死への覚悟がうかがえます。

この企画展は香南市立野市図書館で、今度の日曜日、16日まで開かれていて、あすは休館日となっています。