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宿題、みんなで終わらせよう大作戦! 高知・仁淀川町

高知県仁淀川町の児童が、工作や自由研究に取り組みました。その名も「宿題、みんなで終わらせよう大作戦」。新型コロナで夏休みが短縮となる中、楽しみながら貴重な経験ができたようです。

透き通るような清流、池川地域を流れる仁淀川支流の土居川です。夏の日差しのもと鮎釣りや川遊びを楽しむ人たちの姿も。

清らかな川のほとりにある善法寺に、きのう、地元の池川小学校の1年生から5年生までの児童15人が集まりました。まずは工作。土佐和紙を使ったうちわ作りに挑戦です。講師を務めたのは手すき和紙職人の片岡あかりさん。仁淀川町の水を使って土佐清帳紙を原料から生産する尾崎製紙所の4代目です。去年漉いたという丈夫な和紙に、子どもたちは好きな絵を描いていきます。そして、うちわの骨に洗濯用ののりを使って和紙を貼り合わせ、軒下で影干しにします。作業が一息つくと落ちていたセミの抜け殻を身体につけて遊ぶ子どもたちの姿も。

この後、近くの集会所に移動した子どもたち。今度は簡単にできるカレーライスづくりに挑戦です。子どもたちはビニール袋にタマネギやニンジンといった具材、そしてカレーのルーを入れ、米も水とともに別の袋に入れます。沸騰したお湯で30分沸かすとカレーライスが出来上がるということです。イベントを初めて企画した渡邊さん。災害時にも役立つことを子どもたちに説明していました。

「これから地震があったり大雨があったりしたら、お父さんお母さんだけじゃなくて、ここにいるみんなは率先してお手伝いしてください。お願いします。」(イベントを企画した渡邊泰雅さん)

カレーライスでお腹いっぱいになった子どもたち。午後からは自由研究です。テーマは「おかげさま」。カレーライスができるまでにどのような人たちが関わっているのか、学年ごとに分かれて模造紙に書き込みます。イベントには大学生の姿もありました。高知県立大学社会福祉学部の2年生3人です。先生役としてしっかりと指導していました。

「子どもたちがどういうことに興味を持ってるのかなとか知ることができたらと思い参加しました。地域の方みんな温かくて突然来た私たちにも結構いろんなことを話してくれて仁淀川町のことも好きになりました。」(高知県立大社会福祉学部2年 山地芳佳さん)

30分ほど知恵を絞った子どもたち。発表の時を迎えました。

そして、うちわも仕上げの段階に。端の部分を切り取ると、オリジナルのうちわが出来上がりです。

「うちわを作るのが難しかったけど楽しかったです。みんなともっと遊んだりもっと自然と触れ合ったりしたいです。」(5年生)

「きょう食べたカレーライスは、いろんな人が関わっている事が分かりました。他の工作をやってもっと他の食べ物を作って食べてみたい。」(4年生)

「自由研究のテーマでもあったんですけど“おかげさま”の一言に尽きます。22人の参加に対してスタッフが25人集まっていただきまして私たちがお願いするまでに、これがいいんじゃないかこうしたらもっといいんじゃないかということを積極的におっしゃっていただいて、きょうの日を無事迎えることができました。楽しかったのはもちろんあるんですけど、改めて地域のパワーと優しさを感じることができました。地域のもうちょっと幅広い年代の方が集まったりとか、逆にお年寄りには若い人たちがインターネットを使って、コロナだからこそ会えない人たちに一緒になって機械を使う機会ですとか、逆にお年寄りからは地域の歴史とか地域のいろんなものを教えてもらったりとか、そんな仕掛けを作っていきたい。」(渡邊泰雅さん)

初めて企画された「宿題、みんなで終わらせよう大作戦」。新型コロナの影響で夏休みが短縮される中、子どもたちにとって貴重な経験となったようです。