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昭和南海地震から75年 観光客の命を守る

高知の歴史や文化を案内するボランティアガイドが、観光客の命を守るための研修に取り組みました。

坂本龍馬ゆかりの高知市上町を歩く人々。誕生地の周辺や高知城などで観光客を案内するボランティアガイドのメンバーです。昭和南海地震から75年が経ったことを機に、土地勘のない観光客の命を守るため、ガイドコースに近い津波避難ビルの場所を確認しました。

土佐観光ガイドボランティア協会は120人の会員がいますが、前回、この研修を行ったのは2017年のこと。メンバーの入れ替わりもある中4年ぶりの機会となりました。特に、ガイドコースは川の近くを歩くことも多く、津波避難を考えた迅速な行動が求められます。

高知市には現在、公共施設や民間のビル、マンションなど336の津波避難ビルがあります。メンバーはそれぞれの場所だけでなく入り方や、避難スペースについても市の職員から聞き取っていました。

このうち高知市のたかじょう庁舎では、実際に避難スペースを見学。一時的に身をよせることになる津波避難ビルがどのような環境となるのか、想像していました。

「恥ずかしながら、看板を初めて見た人も、これが実態だと思う。県外の観光客は地理が不安、迅速、的確に避難させるのは我々の責務」(土佐観光ボランティア協会 観光研修部 川上隆幸 理事)

何気なく目にする、津波避難ビルの看板。学校、仕事、観光、いつ、どこで起きるか分からない大災害だからこそ、日頃からの備えと意識の向上が求められています。