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「世界初」本格運行へ 乗って分かった!DMVの魅力

線路と道路の両方を走ることができるDMV=デュアル・モード・ビークル。徳島と高知を結ぶ阿佐海岸鉄道が今月25日から世界初の本格営業運行をスタートさせます。15キロほどの道中ですが、乗ってみればより堪能できるDMVの魅力に迫ります。

DMV=デュアル・モード・ビークル。直訳すると2つのモードを使い分けながら走る乗り物です。本格営業運行されるのは世界で初めてです。

「徳島県海陽町の阿波海南文化村です。DMV車両はこちらからバスモード、列車モードを切り替えながら道の駅宍喰温泉へと向かいます。およそ15キロの道のり、きょうはこちらの緑の車両に乗って宍喰温泉へと行ってみたいと思います。」

DMVは阿波海南文化村から阿波海南駅までバスモード、阿波海南駅から東洋町の甲浦駅まで列車モード、甲浦駅から道の駅宍喰温泉まで再びバスモードで走ります。

阿波海南駅ではJR牟岐線と接続していて、徳島方面からの観光客はこの駅で乗車できます。

バスモードで入ってきたDMV。専用線に入り、1回目のモードチェンジです。

「ただいまから鉄道モードにモードチェンジを行います。モードチェンジ、スタート。」(車内アナウンス)

車内放送で流れる太鼓の演奏は、地元・海陽町の高校生が手がけました。

「ゆっくりと前方が上昇しているのが分かります。前方が上昇し終わった後に後輪が出てきて列車モードに今変換されました」

「前よし!発車!出発進行!」(運転士)

「これから甲浦駅までおよそ10キロ、列車モードでの走行です。ゆったりと動き始めました。」

「海部と宍喰の間、およそ8分かけて走るんですが、左側には海が見えるビュースポットとなっています。」

DMVの最高時速は60キロ。ゆったりとしたスピードで走ります。列車モードではハンドルが固定されていて、後輪のタイヤが線路に接しているため、運転士はアクセルとブレーキで速さを調節します。

「今宍喰駅を出ました。このあとは高知県側に入って、甲浦駅へと向かいます。バスに乗っているような感覚なんですが、走っているのは線路の上なんですね。すごく不思議な感じがしてとてもわくわくする気分になりますね。」

トンネルを抜けると高知県に。列車モードの最終地点甲浦駅に到着します。

「甲浦駅です。こちらで列車モードからバスモードに戻して宍喰温泉へと向かっていきます」

「モードチェンジ、スタート。」(車内アナウンス)

「フィニッシュ!」(車内アナウンス)

甲浦駅は高架となっているため、DMVは新たに整備されたスロープを使って地上へと降りていきます。降りたところが停留所です。ここから海の駅東洋町を経て、国道55号へ。

「バスモードとなっても雄大な海を楽しめるというのもこのDMVの醍醐味かもしれませんね。」

「道の駅宍喰温泉に到着します。」(車内アナウンス)

「30分程度だったんですけどすごく楽しかったです。海を間近に眺めながら列車とバス、両方のモードで走るというこのDMV。とても魅力があります。」

「どうしても人口自体が少ないですから観光で新しい人の流れを作って、地域の経済を活性化させていく、そちらの役割の方が大きいと考えてます。高知の良さと徳島の良さ両方味わってもらえるというのもここの一つの特色だと思いますので、ぜひお越しいただきたいと思います。」(阿佐海岸鉄道 井原豊喜専務)

DMVの世界初の本格営業運行は今月25日に始まります。26日から土日祝日は室戸方面にも1日1往復運行されます。