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列車内での刺傷事件想定 JRと県警が合同訓練

今年、全国で相次いだ列車内での事件を想定し、実際の駅や列車を使った訓練が高知市で行われました。

訓練はJR四国と県警が合同で行い、JRの社員や警察官ら40人ほどが参加しました。「駅に停車中の列車内で刃物を持った男が乗客を傷つける」という想定で行われましたが、参加者には知らされていません。

「お兄さん、マスク付けてくれんかね」

マスクの着用をめぐって乗客同士で口論になると…

突然、男が刃物で相手を切り付けます。

JRの社員は乗客を安全に誘導させ警察に通報。駆け付けた警察官とともに男の身柄確保にあたっていました。

鉄道での事件をめぐっては、今年8月、小田急線の車内で刃物を持った男が乗客を襲い10人がけがをしたほか、10月には京王線の車内でも同じような事件が発生し、放火もされています。

高知駅を発着する路線は都市部に比べて利用客は少ないものの、いざという時のために万全の備えが必要です。

「『(参加者は)今回シナリオ無しで考えて』ということで訓練させてもらった。高知駅だけに限らない。(周辺の)中間駅なども含め訓練を継続していかなければならないと思っている。そのためには社員のレベルアップ・ブラッシュアップして取り組んでいきたい」(高知駅 太田正 駅長)

また、駅の入り口で不審物が見つかったことを想定した訓練も行われ、駅員と警察官が連携の手順などを確認していました。

県警は列車内や駅構内で不審者や不審物に遭遇した時は「身の安全をはかりながらすぐに駅員や警察に通報を」と呼びかけています。