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地震断層など研究者 「南海トラフ地震と直接的関係なし」

今回の地震について地震断層の研究などを行う高知コア研究所の研究員は「南海トラフ地震と直接的な関係はないものの、数日間は同じ規模の揺れに警戒する必要がある」と話しています。

「(Q.今回の地震について)ここ10年ほどで同様の規模の地震は起きている。今までの地震は震源の深さが40キロ程度や数キロ程度。今回のような18キロは起きていなかった。」(高知コア研究所 濵田洋平研究員)

高知コア研究所の濵田洋平研究員です。紀伊水道周辺の地震に関して18キロという震源の深さは前例がなかったということですが、これまでさまざまなパターンの地震が起きているため、珍しいことではないといいます。濵田さんは今回の震源の深さと規模をもとに南海トラフ地震に影響があるかどうか分析しました。

「巨大地震が生じる深さからすると震源が浅い。巨大地震はプレートの境界で起こる。沈み込むプレートと陸側のプレートの境界。紀伊水道周辺は境界がもっと深い。18キロというと陸のプレートの内部で起きた地震。(Q.境界から離れている?)そうです。規模もマグニチュード5.4とそこまで大きくないため南海トラ巨大地震に直接的な影響はないと考えている。南海トラフ地震の起こり方は未だわからないこともある。トリガーとなる地震はマグニチュードが7に迫る大きな地震。今回はそのケースに該当しない。」(高知コア研究所 濵田洋平研究員)

和歌山県全域に緊急地震速報が発表された今回の地震。県内でも防災アプリなどで速報を受け取った人も少なくはありません。濵田さんは今回の地震が南海トラフ地震とは直接的な関係はないものの、引き続き同じ規模の揺れに警戒が必要だと話します。

「このような小さい地震による地震速報を受けたときも訓練だと思って巨大地震に備えてこどのような行動をとるのか今一度見直してほしいと思います。今回の地震に関する繰り返しの地震ですね。数日以内に同規模の地震が起こる可能性というのが今のところ経験上10~20%とされておりますので今後数日のうちに同規模の地震にまずは警戒すること。その後も地震が続くのは十分可能性としてありますのでそこに警戒してほしいと思います。」(高知コア研究所 濵田洋平研究員)