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愛媛・伊方原発3号機 まもなく再稼働 高知県内団体が再稼働に抗議

伊方原発3号機は現在、原子炉の起動に向けた準備が進められていて、まもなくおよそ2年ぶりに再稼働する見通しです。

伊方原発3号機はおととし12月に定期検査のため停止した後、制御棒を誤って引き抜く重大トラブルや、社員が無断外出する保安規定違反などが判明し、再稼働が延期されていました。四国電力によりますと、伊方原発3号機は一次冷却材のポンプなどプラント全体の最終的なチェックが進められていて、制御棒を引き抜き原子炉を起動させる予定です。伊方原発3号機が再稼働すれば、およそ2年ぶりで、順調に作業が進んだ場合3日にも核分裂の連鎖が続く「臨界」に達する見通しです。四国電力はその後原子炉や発電するタービンの確認を経て、今月6日から送電を開始し、来月4日に通常運転を再開する予定です。

これに先駆け、高知県内では1日に市民団体が四国電力の伊方原発3号機の再稼働に反対する抗議集会を行いました。

メンバーは、横断幕を張ったりチラシを配ったりして再稼働中止を訴えました。

街頭演説では、伊方原発の耐震設計の目安となる「基準地震動」について、「四国電力が設定している『650ガル』は建築基準法で定められた一般住宅の『1500ガル』より低い」と主張。高知では南海トラフ地震の発生が懸念されていることなどから、「安全が保障されないなら運転を再開するべきではない」と訴えました。

「『伊方は高知県と関係ない』ということではない。地震は止めることはできないが原発の被害は食い止められる、原発は止めておいたらほとんど大丈夫なので『運転中に地震があれば非常に危ない』ということを訴えていきたい」(原発をなくし自然エネルギーを推進する高知県民連絡会 徳弘嘉孝 共同代表)

メンバーらは原発再稼働の中止を求めて四国電力高知支店に要望書を提出。今後も引き続き抗議活動を続けていくとしています。