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国道33号高知西バイパス “命の道”12月4日全線開通へ

混雑の緩和や災害時には欠かせない「命の道」として整備が進められている国道33号・高知西バイパスが4日に全線開通します。

国道33号・高知西バイパスは高知市鴨部からいの町波川までを結ぶ全長9.8キロの区間で整備が進められています。今回、開通するのはいの町の鎌田インターチェンジから終点・波川までの1.5キロで、制限速度は60キロ、暫定2車線での運用となります。この区間の開通により、鴨部から波川までの所要時間は15分となり、1974年度に事業化された高知西バイパスは全線開通することになります。

「将来の4車線化を見据え、本線の横に盛り土をして整備されたこちらのスペース、地震などの災害時には一時避難場所としての役割が期待されています。着工から34年、これまでの歴史を振り返ります。」

高知西バイパスが着工したのは1987年、昭和62年でした。鏡川橋を渡った先の高知市鴨部からいの町枝川の間で工事がスタートします。

この区間が開通したのは1997年、平成9年。当時の橋本大二郎知事も来賓として出席し、セレモニーが行われました。ここまでで1期区間4.3キロの整備が完了します。

2001年には2期区間、5.5キロの中間地点に関係者らが杭を打つ「杭打ち式」を行いました。

その後、2012年に仁淀川をまたぐいの町の天神インターから鎌田インターにかけての1.1キロが開通。当時の尾﨑正直知事をはじめ関係者が渡り初めをして開通を祝いました。

「交通渋滞というのが苦痛であったと思うんですけど、住民の皆さん、地権者の皆さんに感謝を申し上げたいと思っています。」(いの町 塩田始町長(当時))

2期区間にあたるいの町の国道33号は当時、慢性的な交通渋滞が発生。路面電車と車の間を自転車が進むなど、危険をはらんでいました。また、枝川地区は台風や大雨による浸水被害が度々発生。水が引くまで国道が通行止めとなることもありました。

様々な課題を抱えていた中、2016年、待望の枝川インターから鎌田インターまでの2.9キロが開通しました。

「待ちに待った日がきょうやってきた、そのように思います。」 (尾﨑知事(当時))

「いかなる災害時でも緊急医療活動、救援物資輸送ができる命の道として効果を発揮すると期待。」(いの町塩田始町長(当時))

バイパスの新たな開通でこの区間の渋滞は大幅に緩和され、物流や観光の面でも大きな効果をもたらしました。それから5年9か月、最後に残っていた1.5キロの区間がいよいよ4日に開通の日を迎えます。

国道33号・高知西バイパス鎌田ー波川間は4日午後4時に開通します。現地では開通に先立ち、セレモニーが行われ、伊野中学校ブラスバンド部員らが花を添えることになっています。