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406キロの旅 ついに出来た!「宇宙深海酒」

宇宙と深海を旅した酵母でつくった、「宇宙深海酒」がきょう完成しお披露目されました。宇宙と深海、高低差は406キロ。開発者らの夢とロマンが詰まっています。

高知県安芸市の有光酒造場です。きょう、ここで宇宙と深海を旅した酵母=「宇宙深海酵母」で作った酒が絞り出されます。「宇宙深海酵母」は、県工業技術センターが中心となって開発してきました。2005年に、センターが開発した酵母が宇宙に打ち上げられ、「宇宙酵母」が誕生。その後、酵母は今年1月から4か月間、今度は宇宙とは真逆の深海に沈められ「深海酵母」が誕生しました。こうして、宇宙と深海を旅した酵母は「宇宙深海酵母」の名が付き、この酵母を使った日本酒の開発が進められていました。

有光酒造場ではこの宇宙深海酵母を培養して発酵に必要な「酒母」を準備し、先月22日に酒米と混ぜ合わせ仕込み作業を終えていました。およそ1か月間タンクの中で発酵させ、きょう、機械で酒を絞り出します。

機械のスイッチを押すと…酒が絞り出されてきました!「宇宙深海酒」です。

さっそく、プロジェクトを進めてきた研究者らが“利き酒”をします。

宇宙と深海、高低差は実に406キロ。壮大なスケールの旅をしてきた酵母で作り出された酒には、開発者らの夢とロマンが詰まっています。

「宇宙深海酒」は今後、県内6つの蔵元で作られる予定で、有光酒造場では、4合ビンでおよそ2000本分を来月中旬に出荷する予定です。