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学生たちの夢宇宙へ 高専開発の衛星ロケット 打ち上げ成功

高専の学生たちの夢を乗せたロケットがついに宇宙へ飛び立ちました!高知高専を含む全国の高専が共同開発した人工衛星を搭載する「イプシロンロケット5号機」。3度の延期を経た末、きょう、無事打ち上げに成功しました。

JAXA=宇宙航空研究開発機構が開発したロケット「イプシロン5号機」には、高知高専など全国10の高専が共同開発した人工衛星「KOSENー1」が搭載されています。

ロケットは当初、先月1日に打ち上げられる予定でしたが、地上設備のトラブルや天候不良でこれまでに3度打ち上げが延期されていました。南国市では、人工衛星を開発した学生や地元の住民らが集まりパブリックビューイングが行われました。学生はこれまで授業のため立ち会えませんでしたが、きょうは先日の文化祭の代休ということで会場で見届けることができました。

「自分達が携わった衛星が打ち上がるのをリアルタイムで見られる機会は一生で一度あるかないかというすごく貴重な経験なので、無事に打ち上がってほしい」(高知高専3年 坂本蓮人さん)     

打ち上げ時刻は午前9時55分16秒。これまで再三延期されてきただけに、会場は緊張感が高まります。

そして…

学生たちの夢を乗せたロケットが、ついに打ち上がりました!

「煙を出して飛び上がっていくのがかっこよかった」(訪れた小学生)

「地上にあったものが宇宙に飛んでいくのがすごいと思った」           

「打ち上る瞬間を見た時は体中に鳥肌が立った。まだ分離はされていないので分離されたことがわかるまでは気は抜けない」(高知高専3年 坂本蓮人さん)

ロケットには9つの衛星が搭載されていて、その全てが無事に切り離されれば「打ち上げ成功」となります。

打ち上げから1時間以上が経っても気を抜けません。

そして・・・

「KOSENー1」を含む全ての人工衛星が切り離され、打ち上げは無事に成功しました。

「いざ、こういう、自分達が携わったものを見ていると打ち上がっただけじゃ安心しきれないというのを体感した。分離が成功したというのがわかった時に本当に全身の力が抜けるように安心しました」(高知高専3年 坂本蓮人さん)

その後、学生たちはさっそくコンピューターを使って予定の軌道に投入された「KOSENー1」から電波が届くかどうか確認します。

宇宙に飛び立った「KOSENー1」から無事に電波が届きました。ここからようやく本格的な実験が始まります。

「やっと一段落したが今度は運用ということでいろんなミッションをこれからやっていく。これからが勝負になる」(高知高専 今井一雅 客員教授)

「KOSENー1」は今後、地球の周りを1日15周しながら木星の電波を観測します。このうち1日3回南国市の上空を通過した際、「海洋堂スペースファクトリーなんこく」に設置されている衛星受信局との間でデータの送受信が行われます。