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目指せ全国制覇!白球を追う“高知家ガールズ”

中学生の女子野球チーム「高知家ガールズ」が、9日、石川県で開かれる全国大会に出場します。「全国制覇したい」、「プロ選手になりたい」。夢や目標に向かって白球を追い続ける球児たちに迫りました。

高知家ガールズは中学女子野球の選抜チームで、2013年、NPB、日本野球機構が女子野球の全国大会開催をきっかけに発足しました。今では東は室戸から西は宿毛まで、県内各地の野球部、ソフトボール部から22人の選手が選抜され、チームに登録されています。その高知家ガールズ、各県の代表チームが出場する全国大会を9日に控えています。この日、選手たちは全国大会に向け、小学生と一緒に練習していました。チームのキャプテンは、父の影響で野球を始めたという宿毛東中学校3年の石﨑彩心さん。チームメイトからの信頼が厚く、バッティングも守備もこなす、マルチプレーヤーです。

「今年はコロナで四国内の大会もなくなってショックが大きかったんですけど、最後の全国大会は石川県で行うことができますので仲間たちと最高のプレーができるよう頑張りたい」(高知家ガールズ 石﨑彩心主将)

チームの4番打者は潮江中学校3年、キャッチャーの嶋村咲那さんです。

「兄が野球をやっていて兄もキャッチャーだったので、自分もキャッチャー。みんなに頼られる兄を見て、いいなと思って野球を始めました」(高知家ガールズ 嶋村咲那さん)

嶋村さんは学校の野球部でもレギュラーに定着していて、長打が期待できる全国レベルのパワーと、キャッチャーとしての守備力の高さで、チームを勝利に導きます。

「全国から強いチームがたくさん集まってくる中、みんなで野球できる楽しさが一番」(嶋村さん)

高知家ガールズの自慢は何といっても「打撃力」。打って打ってうちまくる圧倒的な攻撃力で全国大会に臨みます。

「今まで笑顔で楽しくやってきたんですけど、今年のチームは勝ちにこだわるというのもテーマに入れていて、先輩たちを超えて全国制覇を目指せるよう頑張りたい」(石﨑主将)

「ヒットで出て、つないでつないで、どんどん点を稼いでいくチームなので、みんなで打って打って勝ちたいと思います」(嶋村さん)

メンバーのほとんどは普段、学校で男子と共に練習しています。投手で土佐南中学校2年生の山中優さんもこの日は学校での練習で白球を追いかけます。

野球部員は4人。この日は3人での練習で、山中さんはチーム唯一の2年生でキャプテンです。

「ひとりで引っ張っていくのはちょっと大変かなと思います」
Q.野球をやめたいと思ったことは
「あります。うまく打てなかったりとか自分があまり上手にできなかった時に思います。続けられるのは野球がみんなでやるスポーツで、励まし合えて楽しいから」(高知家ガールズ 山中優さん)

山中さんはコントロールが安定した90キロ前後のストレートと右バッターの手元に沈み込む、変化球が持ち味です。

「将来はまだ決めてはいないけど野球にかかわることはしたい。できればプレーヤーをしたい。」(山中さん)

将来の目標はプロ野球選手だという山中さん。しかし女子プロ野球リーグは選手が数名しか所属していないため、今年は試合が開催できず、事実上の休止状態となっています。

「とても残念だと思います。男子とかは結構(メディア)に出るけど、女子はあまり見ないので、広まってほしいなと思いました。」(山中さん)

一方で今年はうれしいニュースも。高校生女子野球全国大会の決勝が、高校球児にとって夢の舞台である「甲子園」で開かれたのです。女子選手でも「目標は甲子園」と言えるようになった今年。歴史的な年に全国大会に臨む山中さんの思いもひとしおです。

「すこしでも女子が増えて、みんなでできるスポーツにしたい。(大会の目標は)四死球などなくしてあまり点をとられないようにすることです。先輩に迷惑をかけないようにがんばりたいです」(山中さん)

夢や目標に向かって白球を追い続ける女子選手たち。全国大会は9日、石川県で開幕します。