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高知高専開発の人工衛星搭載 ロケット打ち上げ再び中止

夢を乗せたロケットの打ち上げがまた延期です。

高知高専の学生らが開発した人工衛星をのせた「イプシロンロケット5号機」。7日午前、鹿児島県で打ち上げられる予定でしたが、上空の風が強く直前になって中止されました。打ち上げの中止はこれで2度目です。
鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で打ち上げが予定されているJAXAの「イプシロンロケット5号機」。ロケットには、高知高専を含む全国10の高専が2年半かけて共同開発した人工衛星「KOSEN-1」などが搭載されていて、打ち上げに成功した後は木星のオーロラの電波を観測する実験に挑みます。打ち上げは当初今月1日に予定されていましたが…

「18、17、16… 緊急停止が発令されました」(アナウンス)

地上の設備の不具合で19秒前に中止。打ち上げは延期となりました。そして7日。新たな打ち上げ時刻となった午前9時51分21秒の瞬間を一目見ようと、南国市のパブリックビューイング会場には朝から地元住民らが集まります。

「地上局のレーダーがまた不具合を起こさなければいいなと思ってます。(無事に)打ち上がったらいいなと思います」(訪れた小学生)

午前9時半、いよいよパブリックビューイングが始まり、会場のスクリーンにライブ映像が映し出されたその時。

「本日の打ち上げは中止します」(アナウンス)

「え、中止…?」
「え…?」(客)

「ははは…ちょっと待って下さいね…」
「今(映像を)切り替えた瞬間にですね、『本日の打ち上げは上空の風が打ち上げ時の制約条件を満たさないため中止となりました。ライブ中継を終了します』と…」(今井客員教授)

「えー…!?」(客)

「『1度あることは2度ある』というのを心配していましたが…」(今井客員教授)

打ち上げは、再び直前で中止に。上空の風が強いことが原因でした。

「きょうみたいに天気が良ければ(打ち上げに)全く問題がないはずだが上空のかなり高いところの風速が規定よりも強い。打ち上げたロケットが影響を受けて予定の軌道に投入できない可能性が高いので安全を考慮して中止した、ということだと思う」(高知高専 今井一雅 客員教授)

パブリックビューイング開始直後のまさかの事態に、訪れた人からは驚きの声が聞かれました。

「びっくりした。『今度は飛ぶかな』って思っちょったし人工衛星を乗せているので規則とか飛ぶための条件は厳しいんだなと思いました。(次は)煙をぶわーってって飛んでいくところが見たい」(訪れた小学生)

JAXAは現時点で「新たな打ち上げ日は未定」としていますが、次回の打ち上げでは、学生たちの夢を乗せたロケットの“3度目の正直”に期待が高まります。