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坂本龍馬記念館30周年 龍馬が憧れた北の大地 特別展

坂本龍馬が蝦夷地=北海道の開拓を目指していたことなどを知ることができる特別展が高知市で開かれています。

特別展「龍馬と北の大地」は、県立坂本龍馬記念館の開館30周年を記念し開かれています。龍馬は当時、未開の地だった蝦夷地の開拓を目指していましたが、その背景には、伊勢出身の探検家で「北海道」の名付け親にもなった松浦武四郎と、当時蝦夷地を視察した土佐藩出身の志士・北添佶磨の存在がありました。特別展では、当時アイヌ民族と親交があった松浦武四郎がアイヌの文化や暮らしを記した資料などが展示されています。

こちらは松浦武四郎が自らの夢に出てきた光景を絵に描いたもの。アイヌの人々の食べ物で幕末の日本人が宴会をしていますが、その周りに恨みを募らせたアイヌの人々の亡霊がいます。当時の蝦夷地では松前藩の役人や商人らの横暴により、アイヌの人々が苦しめられたとされ、その様子が風刺されています。龍馬はこうした先人達の資料などから影響を受けて蝦夷地への思いを募らせていき、知人にあてた手紙には「蝦夷に新しい国を開くことは以前からずっと思っていて、一生を懸ける思いです。何としても1人でやり遂げる」と熱い思いを記しています。

「龍馬が『蝦夷地に行きたい』という思いを持っていた話は有名だが、色んな人の考えを吸収することで龍馬自身が成長し、そういう思いをもつようになった。そういう所を紹介しているので見て頂ければ」(県立坂本龍馬記念館 髙山嘉明学芸員)

特別展は二部構成となっていて、第一部は12月3日(金)まで県立坂本龍馬記念館で開かれています。