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「緊急事態宣言」「まん延防止」解除  高知県内観光地では期待の声

今年4月に発表された新型コロナの緊急事態宣言とまん延防止等重点措置はきのう、全ての都道府県で解除されました。高知県内の観光地は感染防止対策に努めた上で、観光客の増加を期待しています。

高知城は県の対応ステージが非常事態に引き上げられたことに伴い、8月21日から先月26日まで休館していました。高知城管理事務所によりますと、再開後の1日あたりの入館者数は100人から200人程度。夏休み期間中の8月と比べると、日によっては3分の1以下となっています。緊急事態宣言の全面解除から一夜明けたきょう、平日ということもあってか、観光客の姿はまばらでした。

「前から旅行を計画していたんですけど、たまたま感染が落ち着いたタイミングで状況が良くなったので思い切って来た。せっかく旅行に来たので高知の食をいただきたいんですが、テイクアウトでホテルに戻って食事をしている。」(名古屋から)

高知城管理事務所は「宣言解除で入館者が増えることに期待しつつも、引き続き気を緩めず感染防止対策に努めたい」としています。

県立牧野植物園では、新型コロナの感染拡大により8月21日から先月26日まで企画展示室を含む屋内施設がすべて休館となりました。緊急事態宣言と「重点措置」がきのう全ての都道府県で解除されたことに期待を寄せているといいます。

「緊急事態の重点措置の全面解除後の当園としましても、初めての企画展の開催となりますので、高知県外からもお客様がいらっしゃってくれると思いますので、ぜひ感染対策をしっかり取りながら、園内を散策、合わせて企画展をお楽しみ頂きたいと思います。」(県立牧野植物園広報課 小松加枝 課長)

その牧野植物園では、きょうから新たな企画展が行われています。「紡がれた時を纏う、まきのまきのレター ephemeral forest」です。この企画展は、牧野博士が植物を愛する喜びを伝えるアート絵本「まきのまきのレター」が去年、発売されたことに伴い、絵本の用紙に使われている土佐和紙の技術の高さや、牧野博士の生きざまを広く知ってほしいと開かれました。中でも注目は、縦2、2メートル、横4メートルの巨大植物スクリーンです。なんと、一枚の和紙から作られていて、このスクリーンで絵本のスペシャルムービーや、土佐和紙の制作過程を見ることができます。

「土佐和紙の作っている文化っていうのが、とても美しいものがあり、そこに僕は見せられまして、この土佐和紙の文化が構造を作る農家さんだったり、道具を作る職人さんだったりが、どんどん超高齢化して、お亡くなりになられていて、その文化そのものも消えてなくなってしまうんじゃないかということを浜田和紙の浜田さんから教えて頂いて、これを絶やしてはいけないという強い思いから、このまきのまきのレターの中に、土佐和紙の文脈を入れさしてもらいました。」(主催者 池田健さん)

この企画展は、来月28日まで牧野植物園で開かれています。