KUTVニュース

「まん延防止等重点措置」初めての週末

「まん延防止等重点措置」が適用されて初めての週末。対象地域となった高知市の飲食店からは一日でも早い感染拡大の収束を願う切実な声が聞かれました。

「こんばんはいらっしゃいませ。お惣菜はいかがでしょうか」

ほとんど人通りのない、帯屋町アーケード。居酒屋を経営する山本二郎さんは、「非常事態」への引き上げからわずか1週間で重点措置が適用されたことに頭を抱えていました。

「一週間前とは、さらに悪化の一言ですね。これから2週間近くどうなるんだろうしか、もう…」(室戸屋合同会社 山本二郎代表)

適用初日のこの日、店には「午後8時以降も営業しているか」「酒の提供をしているか」を問い合わせる客からの電話が相次いだといいます。

「夜は一組2人だけ。アルコール提供なしということを事前に伝えて料理だけ食べて帰った。それでもいいというお客様だけをいまは入れるしかないので。あとは店頭販売で乗り切っている状態」(室戸屋合同会社 山本二郎代表)

感染拡大を止めることが営業再開への近道。そう考える山本さんは、いまは「しのぐ時期」だと話します。

「今抑えておかないともっと大変なことになるんじゃないかなっていう認識ではあるので、今は「まん防」に従ってアルコール提供と時短要請は守って営業を続けていくしかない」(室戸屋合同会社 山本二郎代表)

「午後8時を回りました。飲食店が店を閉めてしばらく時間が経ちましたが高知市帯屋町、現在、人がほとんどいない状態です」

繁華街には早々に店じまいをする従業員の姿が。おまちのあかりが、また消えました。

幾度となく訪れるコロナの波に、まちを歩く人たちからも悲痛の声が上がっています。

「だんだん近づいてるなと身近に感じて怖い。早く収束して、前みたいに外に出かけられるようになってほしい。」(PCR検査を受けに来た人)

「潜水士の試験があるので(来た)。コロナ(の感染確認)も多いので、試験が終わったらまっすぐ家に帰って感染防止をする」(高校生)

「あまり外でも遊べないし、なかなか友達にも会えない状態でしんどい。早く学校が始まってほしい。」(高校生)

アーケード内の飲食店には、期間中の休業を知らせる張り紙が目立ちます。

「オープンしたてでアルバイトだけでも10人ほどいる。2週間以上休業ということでモチベーションやスキルが上がらないそのことが一番ショック」(鳥ボーン 岩崎太郎代表取締役)

今月17日にオープンした「鳥ボーン」。オープン初日から県内の感染確認が急増し、オープン5日目からは時短営業を。重点措置が適用された先週、金曜日からは休業を余儀なくされました。オープン早々苦境に立たされる中、ワクチン接種が進むことで感染拡大に歯止めがかかることに期待しています。

「お酒入ってしゃべって笑って食べるというのがアルコール業態の宿命なので、やはりマスクは外してしまうのでもうそれは致し方ない。今回これに関しては相性が悪いので致し方ない。ワクチンの普及によって少しでも早く解消できるようにもうそれだけを願っています」(鳥ボーン 岩崎太郎代表取締役)

観光地にも影響が。

「まん延防止が適用されて初めての日曜日です。普段は人で賑わう桂浜ですが、人の姿はあまり見られません。」

「重点措置」の適用を受け、桂浜公園の土産物店などは、全館で営業を休止。桂浜水族館も休館を決めました。県内有数の観光地・桂浜に、夏休み最後の週末とは思えない光景が広がります。

「今の段階で自分たちができることをしつつ休館中は生き物のケアをしながら再開できた日にはみなさんをお迎えできるよう頑張っていきます」(桂浜水族館 森香央理さん)

終わりの見えない新型コロナとの闘い。我慢の日々は、いつまで続くのでしょうか。