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「非常事態」に 新型コロナ過去最多80人感染確認 

「3日連続過去最多。深刻な状況。きょうは80人、かつてない感染確認」

感染の急拡大に歯止めがかかりません。新たに80人の感染が確認され、3日連続で過去最多を更新しました。特に高知市、南国市、香南市での感染拡大に歯止めがかからず、県は今日、対応のステージを5段階で最も高い「非常事態」に初めて引き上げました。これに伴い、特に感染が拡大している高知市、南国市、香南市の住民に対し、あすから来月3日までの間、昼夜を問わず不要不急の外出を控えること、同居家族以外の人との会食を控えることを呼びかけました。対象の3つの市内では学校の一斉休校は行わず、夏休み期間・土日のクラブ活動を中止するとしています。

また、事業者に対しては、高知市、南国市、香南市の飲食店やホテルの宴会場、カラオケボックスなどに対し、あすから来月3日まで営業時間を午後8時までとするよう要請しました。要請に協力した事業者には1店舗あたり35万円から105万円の協力金を支給します。さらに濵田知事は、今後さらに感染が拡大し医療提供体制がひっ迫した場合、国に対し「まん延防止等重点措置」の適用の要請をしていくという認識を示しました。

「県民は最大級の警戒を。いま急拡大している感染状況に歯止めをかけなければ」(濵田省司知事)

止まらない感染拡大。そして、県独自の対応の目安が「非常事態」に引き上げられたことについて、まちの人からは「しかたがない」「自分たちでできる対策をしていくしかない」といった声が聞かれました。

「数が増えている以上は『非常事態』は仕方ない。今の状況で全員に自粛をお願いするだけでは(抑制するのは)難しい気も」(20代会社員)

「連休で県外客がたくさん来てたしきょうも県外ナンバーをたくさん見たので、外出を控えようと思った。スーパーに行くなど最低限の外出は必要なので感染対策をとりながらやっていくしかない」(30代団体職員)

「対策をするならバチっとやって一定期間(厳しく)制限してきれいに解放するべき駐車場・公共交通も封鎖して、車でも出られない電車もないとなれば外出する人はいなくなる。やるならロックダウン的なことをやらないと止まらないと思う」(60代)

「言うことを聞く人と聞かない人がいるから(感染の広がりは)どうしようもないんじゃないかな。自分はできるだけ防衛している。目からも入るかもしれないと聞いたので、マスクもして眼鏡もしてできるだけ人に近づかないようにしている」(60代)

「おさまるかなと思っていてワクチンも進んでいると思ったがまだまだなのかなと思う。これからも大学に行けないのかなと思うと(不安)。大学に行ってみんなで授業受けて友達にも会いたい」(10代大学生)

「普通の大学生活を味わってないのでコロナ禍前の大学生活を味わってみたい」(10代大学生)

また、4回目となる営業時間の短縮について、飲食店からは「いつまで続くのか」「またか」という不安とあきらめの声が聞こえてきました。

高知市内の居酒屋「覚家」の谷早織さんは、感染拡大と、それに伴うここ2週間の来客状況から、4回目の時短要請はそう遠くないと感じていました。

「正直感染者が増えていたのでまた時短になるんではないかなという思いはどこかにあったので、またきたかなっていう感じです。今回はかなり感染者が全国的に増えているので長引くのかなとか不安は感じています。時短営業ということで20時まで営業させてもらって何とかしのいでいきたいかなと思っています。」(覚家 谷早織さん)

これまでの3回の時短営業では、緊急事態宣言やまん延防止措置地域からの予約は断っていた時期もあったといい、今回も同様の対策を考えなければならないと話していました。

高知市内のバー「千年郷」。オーナーの曽根浩司さんからはあきらめのような声も。

「致し方がないという感じですね。時短要請が出ると店が19時からなので20時までの一時間というのは営業しても意味がないので月曜日から木曜日までは休みます。あとの日は早い時間から20時まで開けようと思っています。耐えるしかないです。」(千年郷 曽根浩司オーナー)

また、今までの時短営業の経験から、要請が解除されてもすぐに人は戻ってこないため、解除後、感染者が一桁になるまでの協力金のない期間が最も厳しいということです。

どちらの店も、時短要請は「仕方ない」としながらも、「またか…いつまで続くのか…」という不安が拭えない様子でした。時短要請はあさってから9月3日まで。再び、我慢の時期がやってきます。