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専門家 さらなる拡大で自宅療養の可能性も

2日連続で過去最多の感染確認となった新型コロナウイルス。専門家は「このまま感染拡大が続けば自宅療養の可能性もある」と警鐘を鳴らします。

「いま抑えておかないと本当に自宅で亡くなってしまう人が出てくる、そういう状態にすぐになってしまう、それが高知県の現状」(県感染症対策協議会 吉川清志会長)

きのうに続き、きょうも過去最多の感染確認となった県内。県感染症対策協議会の吉川清志会長は、感染力の強い「デルタ株」がまん延していることに加え、夏休みやお盆で交流の機会が増え、マスクなしの場面が増えていることが感染拡大の要因だと話します。

「一番はやっぱり密接な場面だと思います。近い距離でマスク無しで長時間話すと濃厚接触者になって感染する。それを避けるようにしないといけない。食事や会食の場面、もちろんカラオケはダメ。職場でも喫煙タイムは感染のリスクはある。そういうひとつ一つの場面をよく考えて、そういう場面を作らないようにしていただきたい」(吉川清志会長)

今月11日以降、感染確認は毎日20人を超え、きのうは40人、きょうは64人。これまでにない状況に県内の医療体制は。

「大丈夫じゃないですよ。高知県のベッド数や重症患者をみるベッド数は非常に少ないのですぐにいっぱいになる。自宅で療養すれば急に悪くなっても病院まで間に合わないという事態が起こりうるわけです。どういう風に防ぐかといったら、行政がどうにかするというわけではなくて県民ひとりひとりが感染防止の行動をきちんとする以外はないんですよ」(吉川清志会長)

感染拡大を防ぐために必要なこと。ひとりひとりの感染防止対策に加え、もうひとつ重要なのがワクチン接種です。しかしいま、副反応を懸念するあまり、若い世代を中心にワクチン接種をためらう声も聞かれます。

「どんな薬にも副反応はある程度あるわけですよ。今回のワクチンについても一定の副反応があると。しかしそれはもうオープンにされていて、熱が出る、関節が痛い、それは我慢していただかないとしょうがない。数日でそれは治るわけで、解熱鎮痛剤も使ってください。そのしんどさと比べてコロナにかかった時の若い人の症状はみなさん軽いと思われているが、そうではない。軽い人も多いが、軽いといっても高熱で何日も起き上がれないとか、このままあす本当に息ができなくなるんじゃないか、肺炎が進行するんじゃないかと思っている人もいますので、ワクチンのリスクばっかりを心配しないでコロナにかかることのリスクも心配して両方を天秤にかけて接種するかどうかを決めていただきたい」(吉川清志会長)

だれもが感染する可能性がある新型コロナ。自分のためだけでなく、周りの人たちのためにも、ワクチンを接種してほしいと話します。

「自分の周りの人に支障をきたすわけですよ、もし自分が感染したら周りの人も濃厚接触者になりますから2週間は行動制限、仕事にも行けないし学校にもいけないわけです。そういうことを総合的に考えたら絶対に若い人でもワクチンを接種したほうがメリットがあると考えています」(吉川清志会長)

全国でも連日1万人を超える感染確認。「第5波」とも言われるいま、医療崩壊という最悪の事態を避けるためは、ひとりひとりが改めて感染防止対策を心がける必要があります。

「3密の中でもマスク無しの会話をやめましょう。マスク無しの会話が起こる場面を想定してください。マスク無しの会話をするような場面に行く人がいたらそれを引き留めてください。それをしっかりやっていれば感染が治まってくる、ワクチンをしっかりすればもう少し行動を緩めることができますのでそこまで待っていただきたい。11月、12月ごろまで待てばそういう時期が来ると思います」(吉川清志会長)