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暴風・海上大荒れ 台風9号温帯低気圧に

東京2020オリンピックの閉幕と時を同じくして西日本を襲った台風9号。午前9時に温帯低気圧に変わりましたが、高知県内でも昨夜から雨や風が激しくなりました。人的被害は確認されていません。

台風9号は昨夜8時過ぎに九州に上陸。きょう午前5時過ぎに広島県呉市に再上陸し、県内には未明から明け方にかけ最接近しました。その後、午前9時に中国地方で温帯低気圧に変わりました。台風の北上に伴って県内ではきのうから局地的に激しい雨が降りました。きのうの降り始めから午後4時までの雨量は仁淀川町鳥形山で241ミリ、池川で223.5ミリ、津野町船戸で198.5ミリなどとなっています。

「台風は先ほど温帯低気圧に変わりましたが高知市桂浜は波が高くなっています。また立っていると、この場所まで細かい波飛沫が飛んでくる、それほど強い風も吹いています。」(京面アナウンサー)    

台風の接近に伴って風も強まり、室戸岬で午前7時半ごろに38メートル、足摺岬で午前6時ごろに24.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。海上は波の高さが7メートルに達する大しけとなり、国道55号では午前7時ごろの満潮時に波が国道まで達したため一時、通行止めとなりました。台風から変わった温帯低気圧は次第に高知から遠ざかる一方、県東部では午後にかけて風が非常に強く、海は大しけの状態が続きました。

交通機関にも影響が出ました。JR予土線は窪川と宇和島の間の全線で終日運転見合わせに。また、瀬戸大橋線が強風のため夕方にかけて運転を見合わせた影響で、高知から岡山に向かう特急「南風」は日中、香川県の多度津駅または宇多津駅までの運転となりました。

台風の接近に伴い雨・風が激しくなる中、香南市ではきょう未明、住宅が全焼する火事がありました。

火事があったのは、香南市夜須町手結山の別役博文さんの住宅です。火は発生からおよそ4時間半後に消し止められましたが、木造平屋建ての母屋と木造2階建ての離れが全焼しました。別役さんは両腕と両脚に全治1か月のやけどを負っていますが、命に別状はありません。

別役さんは「昨夜11時ごろ母屋で就寝した。軒下に蚊取り線香を置いていた。」と話しているといい、警察と消防は、強風で火が燃え広がった可能性も視野に火事の詳しい原因を調べています。