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専門家に聞く全国「第5波」と高知県内「再拡大」

連日、全国で1万人を超える感染確認が発表され、「第5波」が鮮明となる中、高知県内でも再び2桁の感染確認が続き、「再拡大」となっています。専門家は、インド型変異ウイルス=デルタ株の感染力の強さを指摘した上で、感染防止対策の徹底と我慢が必要だと呼びかけています。

「県内では第4波が完全に収束することなく、5波に入りつつあるというふうに感じている」(県感染症対策協議会 吉川清志会長)

「その要因は?」(藤﨑アナウンサー)

「要因は2つ。1つは感染力の強いデルタ株が高知県にも入ってきている。もうひとつは人が移動して三密の状態が形成されやすくなっている。これまでの自粛疲れが若い人を中心にあっていろんなところでクラスターが起こっていると感じている。」(吉川医師)

高齢者のワクチン接種が進み、若い人たちを中心に感染が広がっている中、副反応などの懸念から、年齢が下がるにつれて、接種の予約率が下がっているのが現状です。これを受け吉川医師は、ワクチンの有効性を理解してほしいと話します。

「副反応はこれまで言われていた範囲。熱が出るとか接種部位が痛いとか、しんどいとか、いろんな副反応があるが、たいていは数日で治る。さらに、副反応が出れば解熱剤を使ってもかまわないし、日常生活に支障が出るような副反応は、最大でも3.8%。と言われている。その時は薬を飲んで1~2日休めば元の生活に戻って免疫ができた状態になる。プラスの面をしっかり分かって頂きたい。軽症という人の中にも、けっこうしんどい人が多い。熱が続く、
なんか元気がない、味覚障害、嗅覚障害が持続して何か月も続く、ということも起こるので、そういうことを避けるためにもワクチンの危険性よりもワクチンの有効性が高いと思う。危険性が拡散しているが、ぜひできる人は接種していただきたい。」(吉川医師)

吉川医師は、このままの状態が続けば県内の感染が急増する恐れがあるとした上で、ワクチンを接種した人でも感染防止対策は続けてほしいと話します。

「ワクチンを接種して2週間たてば一定の免疫ができ、感染するのはおよそ20分の一になる。しかし、自分がワクチンをしていたからと言って相手の人がワクチンをしていなくてたくさんのウイルスをもらうと感染してしまう。マスクなしでの会話の場面を避けて頂きたい。低い水準で抑えられえて、ワクチンの接種が進めば、元通りに近い生活ができるようになる。それまでは我慢してきただきたい。」(吉川医師)