KUTVニュース

特別支援学校の児童・生徒 オンラインで高知県内観光楽しむ

身体が不自由な特別支援学校の子どもたちがオンラインで高知県内観光を楽しむツアーに参加しました。

観光庁の事業に採択されているこのツアーは、障がいがある人らにオンラインで観光を楽しんでもらおうと、県などが開いています。ツアーは先月から県内4か所を巡っていて、きょうは2つの特別支援学校の児童・生徒が参加。旅の舞台は仁淀川町、仁淀川上流でのカヤック体験です。

現地から配信される映像にはコメントを投稿でき、質疑応答も可能です。

さらに現地では、ロボットが登場。遠隔操作でカメラの角度を変えたり、マイクを使って会話をしたりすることができます。

普段なかなか自由に出かけることができない子どもたちにとって、貴重な経験です。

「日常の中ではなかなか経験できないことがたくさんあって、外に出て実際に体験できないことが映像を通じて体験できるということで様々な所に行ったり見たりする経験ができたらいいかなと思います」(高知若草特別支援学校 高橋叶笑 教諭)

「『自分達も行きたい』が『行ける』になるかもしれないし『やりたい』が『できる』になるかなと思う。今後OriHimeに限らずもっとアクティブな事ができるロボットがあったり、水の中も入れる・空も飛べるとかになってくるとそういった体験をしてもらえるように世界がそんな遠い将来じゃなくできるのではないか」(ユニバーサルツーリズムアドバイザー 渕山知弘さん)

ツアーは25日が最終日で、県は今後に向けて「県内の各事業者にツアー受け入れに向けた理解を深めてもらえれば」としています。


砂浜美術館 イスに座って海を見よう! 高知・黒潮町

高知県黒潮町の砂浜美術館で、「イス」を使ったちょっと変わったイベントが開かれました。「ものの見方を変える」を理念としている美術館は、立ち上げから30年を迎えた今だからこそ新たな模索を続けています。

砂浜に置かれた、イス。今月21日に黒潮町で開かれたイベント、「イスに座って海を見る日」です。NPO法人=砂浜美術館が初めて開催しました。参加者は受付を済ませた後、イスに座った写真を撮影。集まった写真をのちに美術館が1冊の本にまとめます。撮影のあとは、そのまま砂浜に向かい・・・

海を見ます。

今回の企画は参加者がどんなイスを持ってくるのかも楽しみの一つです。家族と一緒に訪れたこちらの女の子のイスには、名前が彫られていました。

「私が1歳の時に、母がお世話になった人からもらったイスに座って海を見るのもいいなと思いました。」(女の子)

土佐市内から訪れた女性は、行きつけの喫茶店からお気に入りのイスを借りてきました。

「そこに初めて行ったときに目に焼き付いて『すごいいいイスだな』と思ってこの企画がちょうどマッチングして相談したら『ぜひぜひ』ということで持ってまいりました皆さんに『砂浜にすごく合ってる』といわれてよかったかなと思います。」(土佐市の女性)

アウトドアにぴったりのイスを持った男性は、眺めを確認して・・・座りました。

「とにかく軽くて落ち着けてここで座るといろんなアイデアがわいてきて次にまた取り掛かろうという元気の源すごい愛着を感じています。」(男性)

海が大好きという2歳の男の子!海とイスの組み合わせに大はしゃぎです。

「きょうは(イスを)持ってきたんですけど受付にちょうど息子にぴったりのイスがあったんで借りました。珍しそうなイベントだったんで覗いてみようかなという感じで来たら・・・満喫してますね。」(親子)

一番最初にイベントに訪れた男性は、思い出のイスと共に参加しました。

「私が小学校低学年、3年生くらいのときに祖母が使っていたイスで気に入っていて、欲しくてもらったんです。もう55年くらいの付き合いで最近あんまり座っていなかったんでこの企画を美術館のホームページで見てここの海がすごく好きなので一緒にこの椅子に座って海を見せてあげたいなと、このイスにそう思ったので朝早く飛んできたこの風景は心洗われるので来てよかった。」(男性)

思い思いのイスを持ってきた参加者、中にはこんな人たちも・・・

ゆったりと、大人数で座れるソファを砂で作ってしまいました!

ソファを作ったのは、黒潮町の文化交流コミュニティに参加する外国人や技能実習生です。専門家のアドバイスのもと、2時間ほどかけて完成させた力作に座りパシャリ!子ども用の長イスに座り、ポーズを決めるのは・・・松本敏郎黒潮町長です。この日は町長をはじめ、旧大方町の職員ら砂浜美術館の立ち上げメンバーがそろい踏み。美術館が始まった30年前に思いを馳せていました。

砂浜美術館のコンセプトを考えた、デザイナーの梅原真さん。今回のイベントも梅原さんが発案しました。

遠くを見渡す力がいるというので、常々思っていたのでじゃあここに勝手に来てイスに座って海を見てください、そういう感じですかね。ちょっと時代背景がコロナ以後、そしてソーシャルディスタンスですよね。遠くに座っているわけですからその辺かな。」(グラフィックデザイナー 梅原真さん)

ちなみに梅原さんが持ってきたイスは・・・

「金沢の骨董屋で買った、こんなぼろっちいイスがあったのベニヤ板を貼り付けているだけだからこう・・・剥げてますよね。このラフさかげんというのを僕はちょうど『なんてチープな!』というチープさ加減が、『チープなのに豊か』ってなんでしょう?っていう設問がこのイスの中にある。ベニヤ板を貼り付けただけじゃんという中になにか豊かなものがあると思っています。この発想に。」(梅原真さん)

「Tシャツアート展」や「潮風のキルト展」を開催し、今や県内外で有名になった砂浜美術館。その根本には「ものの見方を変えることで新しい発想がわいてくる」という考え方があります。

「『この町には何もないんだ』と30年前にいっていた。今は何もないけどいかようにも考え方で楽しいことができるし、何もないと言っているのはちょっと違うよねというそういうサジェスチョンをベースのところではしているつもり。」(梅原真さん)

30年間受け継がれてきたこの考え方をいかに伝えていくのか。美術館の模索は続きます。

「自分たちの活動の一番の根っこの部分は、砂浜美術館の考え方をいろんな方法で伝えていくっていうことなのでその点でこのイスの企画なんかはいい機会とも思ってますし、また今後も40年、50年とやっていくにあたって新しい切り口は考えていきたい」(砂浜美術館 塩崎草太さん)

発想の転換から生まれた美術館は、そこに生きる人たちとともに新たなアートを作り続けていきます。


高知県来年度当初予算 知事への見積概要説明始まる

高知県の来年度の当初予算について各部局から知事への見積概要の説明が始まりました。濵田知事は「社会構造の変化に対応する観点を」と述べました。

知事への当初予算の見積概要の説明は、毎年この時期に行われています。各部局が検討してきた政策と予算の概要を順に説明していく形で、きょう、林業振興・環境部からスタートしました。濵田知事は来年度の当初予算について、新型コロナの感染拡大防止を「大前提」とした上で、「経済回復をしっかりと後押しする政策を考える事」、「デジタル化、グリーン化、グローバル化など、社会構造の変化に対応する観点を持つこと」を伝えました。

県の来年度当初予算の概要は、来月発表されます。


50年ぶりの高知県史編さん 実質スタート

50年ぶりとなる高知県史の編さんが実質的にスタートしました。古代から現代までそれぞれの時代の専門家が集まり、刊行に向けた方向性について議論しました。

現在の高知県史は1971年に刊行され、50年が経過しました。この50年で進められた新たな歴史研究の反映や、戦時中の経験の聞き取りが急がれることなどから、県政150年を記念して、50年ぶりに新たな県史が刊行されることになっています。きょうは編さんに携わる委員が初めて集まり、実質的に編さんがスタートしました。新たな県史は古代から平成までを4つの時代に分けるほか、考古学、民俗学、文化財、自然などの分野も加え、資料編と本編を作ります。会議では冊数やページ数をどうするのか、膨大な資料をどこまで取り扱うかなどが議論され、それぞれの時代の専門家が県史の意義について考えを共有しました。

新たな県史は資料の調査を行いながら編さんが進められます。資料編と本編、合わせて30冊以上が、およそ20年かけて刊行される見込みです。


カシオワールドオープン 高知県勢3人のプロ出場 意気込みは

カシオワールドオープンには、高知県出身で大会コース・Kochi黒潮カントリークラブ所属の3人のプロが出場します。40回の記念大会にかける意気込みを聞きました。

高知市出身の片岡大育。カシオでは2016年に、自己最高・7位タイの成績を残しています。日本ツアー通算3勝を挙げていますが、2年前の2019年、6年守ってきた国内ツアーのシード権を手放しました。2年ぶりの地元大会で、再びシード権の獲得を狙っています。

四万十市出身の弘井太郎。高知では、「たろちゃん」の愛称で親しまれています。2014年には、大会の予選ラウンドでホールインワンを達成し、ギャラリーを沸かせました。今年も妻の紀子さんをキャディーに従え、二人三脚で臨みます。

高知市出身の八木敦士。カシオへの出場は、2018年以来3年ぶりとなります。一打一打集中し、迫力あるプレーでギャラリーを沸かせたいと、地元への恩返しを誓いました。