KUTVニュース

サトウキビの収穫始まる 高知・黒潮町

黒砂糖の原料になるサトウキビの収穫が高知県黒潮町で始まりました。

黒潮町の大方地域では26軒の生産者でつくる「入野砂糖研究会」がサトウキビを栽培し、特産品の黒砂糖を作っています。早咲地区の秋吉隆雄さんの畑ではけさから収穫作業が始まり、秋吉さん夫婦が専用の道具で5メートル近くまで伸びた葉の部分をそぎ落とした上で茎の根元を切り、2、5メートルほどの長さにした茎を集めていました。

サトウキビは急に冷え込むなど寒暖差の刺激を受けることで糖度が増すとされています。茎の表面が黄色っぽくなると糖分が入っている証です。今年は夏の長雨と日照不足が心配されましたが、このところの朝晩の冷え込みで糖度がのってきたといいます。

「かじってみたんですけど糖度ものって、甘くて水々しくて、美味しくて良いサトウキビです、今年も良い黒砂糖になりそうです。」(入野砂糖研究会 副会長 秋吉隆雄さん)

「入野砂糖研究会」は今週末から夜を徹してサトウキビの加工作業を行い、黒砂糖をつくります。


洋菓子店と大学生がコラボ 高知県四万十町で1年かけて作るシュトーレン

高知県四万十町の食材を使ったクリスマスの菓子=シュトーレンを作る菓子店が、今年最後の仕込みに取り組んでいます。仕込みには、地域活性化の活動を行う県内の大学生も参加。地域とのつながりを大切にするもの同士、互いに刺激を与えあう交流になりました。

シュトーレン。

クリスマスに向けて、1日1切れずつ食べていく、ドイツの伝統的な菓子です。

四万十町に、このシュトーレンをこだわりの食材を使って作る洋菓子店があります。

洋菓子店「カゴノオト」です。菓子職人の前成照さんは、シュトーレンが好きな妻の緑さんとともに、2年ほど前から本格的にシュトーレンを作り始めました。

2人のこだわりは、中に入れるフルーツです。四万十町でとれる旬の果物を1月に1個選び、合計12種類をラム酒に浸すなどして熟成させて、「1年かけて作る四万十町のシュトーレン」を作り上げます。

「それぞれ農家さんと話して買わせてもらって、農家さんの作っている景色が浮かんだり話が分かるのが一番の魅力」(カゴノオト 前成照さん)

今月下旬からの出荷に向けて、仕込みはいま、最終段階です。果物を練りこんだ生地を計量し、スタッフが慣れた手つきで成形していきます。

生地をまとめてオーブンに入れて・・・50分間、しっかりと焼き上げます。

焼きあがった生地を1時間ほど冷ましたら、今度はラム酒をしみ込ませていきます。こうすることで、しっとりとした食感に仕上がります。仕上げに、雪のような粉糖を全体にしっかりとかけたら・・・シュトーレンの完成です!

この日はおよそ100本を焼き上げました。

実はこの日、店のスタッフ以外にも作業に参加した人がいます。

高知大学地域協働学部3回生の大久保琴加さんと、今村かのんさんです。2人は大学の学生で作る会社=里人のメンバーで、大豊町のブルーベリーを使ったワインの販売などを行っています。商品の配送などで関わりがあったヤマト運輸からの提案を受け、「カゴノオト」のシュトーレンと「里人」のワインをセットで売り出したいと考えたのです。

「地域で頑張っている学生さんと、地域のもの、いいものを使って販売されているカゴノオトさんでコラボしてもらうことによってより商品価値が高まったり地域に貢献できたらという思いで紹介させてもらった」(ヤマト運輸 四国支社 三谷敬幸マネージャー)

今回の取り組みは、地域に根ざして活動するお互いにとって、いい刺激になったようです。

「楽しいですね。スタッフも楽しみにしていてなかなか学生と触れ合うこともないし。今回こういう企画をヤマトさんがしてくれて、高知大の学生とつないでくれたことで自分たちも意見をもらえたり交流できるのはすごくありがたい。」(カゴノオト 前成照さん)

「私はシュトーレンの生地を固めて置いていく作業をしたが、一つの工程にすごく力が要ったりとかいろんな材料を練りこんだりとかすごく、四万十の旬で作るということだったのでこだわりがあるなと感じたし、自分たちもコラボさせてもらう中でお手伝いできたのはすごく良かった」(里人 今村かのんさん)

完成したシュトーレンを食べた2人は・・・

「あっ、すごいあの・・・ユズかな?果肉の味がすごいおいしい。」

「自分らが作ったけんこそ分かる『ラム酒の味がするがや』って」

「止まらんくなるから・・・大事なときにちょっとずつ食べたいけど・・・」

「カゴノオト」と2人の大学生がこのセットに込めたのは「地域の生産者と消費者を繋げたい」という思いです。

「うちのシュトーレンは切る場所によっても入っている素材が変わって味が違うのでそれとワインとの相性を一口一口楽しんでくれたら」(カゴノオト 前成照さん)

「カゴノオトさんも里人も通ずるところ、思いがあると思うのでそういった思いも一緒にのせてギフトボックスで届けられたらいいなと思っている」(里人 大久保琴加さん)


龍馬に感謝!生誕祭前に記念碑を清掃

11月15日の坂本龍馬の誕生日を前に、高知県の有志らによるボランティア団体が、高知市上町にある記念碑の清掃を行いました。

11月15日は坂本龍馬の186回目の誕生日であり、命日です。高知市上町の龍馬記念碑の前では、毎年この日に合わせて商店街などで作る実行委員会が誕生祭を開きます。きょうは誕生祭を新たな気持ちで迎えようと、ボランティア団体=高知中央ロータリークラブに所属するおよそ20人が記念碑の清掃を行いました。

ロータリークラブは、これまでにもはりまや橋の塗り替えをしたり龍馬の生まれたまち記念館にパネルを寄贈したりするなど、県の魅力発信を後押しする取り組みを続けていて、記念碑の清掃は今回が3回目です。

メンバーたちは雑巾を使って記念碑を丁寧に拭き、周辺の看板やイスなど隅々まで清掃していました。

「誕生祭には大勢の方が出席していまして、全国に龍馬のファンも大勢います。改めて感謝の気持ちを込めて清掃して今度の誕生祭を迎えたい。」((高知中央ロータリークラブ 西川英裕会長インタ)

誕生祭は今月15日、高知市上町の記念碑の前で行われ、神事が実施される予定です。


災害時にも清潔な衣服を 高知県香南市とクリーニング店が協定締結

私たちの生活に欠かせない衣・食・住。このうち衣服について、災害時に被災者の生活が安定するまでの間、衣類のクリーニングなどを支援しようと、香南市とクリーニング店が協定を結びました。

協定を結んだのは、香南市と、高知市に本社のあるサンライズクリーニングです。サンライズクリーニングは1998年のいわゆる「98豪雨」で高知市大津の本社が浸水する被害を受けました。その後も地震や豪雨などの被害が全国で相次ぐ中、洗濯することができずに困っている人たちを支援したいと考えたのがきっかけです。協定を結ぶことで、災害が起きた後生活が安定するまでの間、被災者はクリーニングやコインランドリーの利用など生活面でのサポートを受けることができます。

「とても意義ある協定だと思いますので、全国のクリーニング店さんにも各自治体とも協定を結んでいただき、早い復旧を願って協定を結んでもらいたい」(サンライズクリーニング 山下浩明 社長)

「(協定を結んで)一番の機会は避難所生活だと思う。食も大事ですけれど衣類も大事。そんな時にクリーニングとかコインランドリーの使用、専門家や機材の提供は本当にありがたいこと。」(香南市 清藤真司 市長)

香南市は今後も災害発生後の生活支援のため、企業との連携を進めていく方針です。


コース料理にドキドキ!中学生がテーブルマナー学ぶ

テーブルマナーに自信ありますか?高知県仁淀川町の中学生が高知市のホテルでコース料理を味わいながらテーブルマナーを学びました。

高知市のホテル日航高知旭ロイヤルで行われた、「によどがわレストラン」。仁淀川町の食品加工会社フードプランが地域の中学生を対象に毎年開いているテーブルマナー教室です。

「我々も食に関する職業なので食を通して何か地域貢献ができないかと(始めて)11年目になりました」(フードプラン 森下由郎代表取締役)

今回は池川中学校と仁淀中学校の1年生20人が参加しました。県内で収穫された農作物の流通ルートや食生活の重要性について学んだあと、ビジネスマナーの1つとして名刺交換を体験。続いて今回のメイン、テーブルマナーを学びます。

「左のフォークと右のナイフを使ってお召し上がりください」

ホテルのスタッフからひとつひとつの動作を教わりながら、フレンチのフルコースを味わいます。

生徒たちは、初めてのコース料理に緊張した様子です。慣れない手つきで料理を口に運んでいました。

「ドキドキするような感じです」

この教室では、食事のマナーを学ぶだけでなく料理をおいしく食べて食材を無駄にしない、という食育の狙いもあります。コースのメインは土佐あかうしのステーキ。仁淀川山椒や土佐ジローなど、高知の食材がふんだんに使われた料理を、生徒たちはじっくりと味わっていました。

「普段しないことがたくさんあったのでやりづらかったです。(Q.難しかったですか?お肉とかがおいしかった。野菜もあまり食べたことがないものも食べられてよかったです」

「きょうはしっかりマナーを覚えることができたし食事もおいしくて楽しむことができました。高知県で作られている食材がすごく多いと知ったし、食べてすごくおいしかったので高知県やっぱりすごいなと思いました」

「心豊かに成長していただきたい。料理を食べるということは素材を用意する方が向こう側にいて、その料理を提供してくれるシェフがいて、ホールスタッフがいて、いろいろな方のおかげで食事ができている。自分は一人ではない、いろいろな方にお世話になっていることを学んでもらえたら」(フードプラン 森下由郎代表取締役)

テーブルマナーを身につけ、一歩大人に近づいた生徒たち。コース料理を通じて地元の食材のおいしさを改めて知る、貴重な機会になったようです。