KUTVニュース

力作ずらり 子どもたちが作った標本の作品展

子どもたちが自然の中で学んだ昆虫などの標本が高知みらい科学館で展示されています。

今にも飛び立ちそうな色鮮やかな蝶。力強く生命力あふれるカブトムシ。県内の小中学生がつくった標本の作品展です。標本を作ったのは、高知の自然に触れてもらおうと高知みらい科学館が毎年開いている「ネイチャークラブ」に参加する子どもたち。「昆虫コース」、「植物コース」、「貝コース」に分かれて毎月、採集や研究に取り組んでいて、今年はおよそ40人が参加しました。

「ずらりと並ぶトンボの標本!こちらの研究では県内に生息するトンボ38種類、3年間で集めた148匹を紹介しているんです。さらに!トンボカレンダーと題してどの時期にどんなトンボが採れるのかまとめているんですよ。細かく調べられていてすごいですね。来年は60種類のトンボを採れるようにがんばりたいということで、子どもたちの探究心には驚かされます。」(リポート)

できるだけ生きている時に近い姿で保存するために、子どもたちは採集した昆虫などをその場で標本にします。状態を保つために臓器を取り出し乾燥させる場合もあり、「命の大切さ」を学ぶことにもつながるといいます。

「高知のよさはやはり自然じゃないかと思うので、高知のよさに触れて、高知が好きな大人になっていってもらいたいという思いで活動している。(自然と)触れ合っている中で自分なりに疑問を持ってさらに深く追求していきたいという姿勢も見えてくる。子どもの中で育っているものがあると思う。」(高知みらい科学館 松木公宏指導員)

子どもたちによる標本の作品は今月23日まで展示されています。


今が旬 直七をまるごと楽しんで!

「幻の柑橘」と呼ばれる“直七”を使った料理やスイーツを提供するフェアが高知県宿毛市で始まりました。

“直七”は爽やかな香りとまろやかな酸味が特徴で、収穫できる期間が短く「幻の柑橘」と呼ばれる宿毛市の特産品です。
収穫が盛んな今がまさに旬!ポン酢や飲料の原料になる果汁を搾るため、工場もフル稼働です。さらに、10月7日は“直七”の漢字にちなんだ「直七の日」。“直七”をより多くの人に知ってもらおうとフェアが始まりました。宿毛市内のカフェなどが“直七”を使ったメニューを提供します。宿毛市平田町の「Cafe マリロア」では、“直七”のシフォンケーキとスカッシュが味わえます。

「直七の皮を擦りおろして中に果汁と皮を入れて風味が出るように工夫しました。生の直七を輪切りにしてハチミツと砂糖で漬けて自家製のシロップを作って炭酸で割っています。料理やスイーツにとても使いやすい柑橘だと思います。」(Cafe マリロア 矢野さやかさん)

「直七の風味がすごくしますし、生クリームの甘さが控えめなのでシフォンケーキとの相性が良くて美味しかったです。」(女性)

この他にも、“直七”を使ったハンバーガーやパスタ、クレープなどを提供する店もあります。フェアはそれぞれの店にある“直七”が無くなり次第、終了となります。


千葉県の飲酒事故受け 「飲酒運転ゼロ」モデル企業誕生

今年6月、千葉県で飲酒運転の車が児童5人を死傷させた事故を受け、高知県警は飲酒運転をなくすため、『飲酒運転ゼロ』を目指すモデル企業を指定しました。

今年6月、千葉県八街市で、小学生の列にトラックが突っ込み児童5人が死傷しました。運転していた男は酒を飲んで運転し事故を起こしたとして、危険運転致死傷の罪に問われ、現在裁判が行われています。この事故を受け高知南警察署では、高知市内の企業3社を『飲酒運転ゼロ』を目指すモデル企業に指定。7日、指定式が行われました。式では、室津康博署長が企業の代表3人に指定書などを手渡した後、高知南地区安全運転管理者協議会の吉村保利会長が飲酒運転をなくすと宣言しました。

「自動車の乗車前後におけるアルコール検知器を活用した酒気帯びの有無の確認を促進し、安全運転管理業務内容の充実を図り、『飲酒運転の根絶』に向けた」気運の醸成に努めます」

また、今回は車を運転する前に呼気を測定し、アルコールが検知されるとエンジンが動かないようにする「アルコールインターロック」という装置の説明も行われました。県警によりますと県内では、ことし9月末までに飲酒運転の事故や摘発が117件発生していて、15人がけがをしています。県内の企業ではアルコールチェッカーを設置しているところも増えていますが、自動車に搭載する「アルコールインターロック」は価格が高いことなどから導入が進んでいません。四国内では「アルコールインターロック」が搭載された車は2018年時点でおよそ240台ありますが、県内は『0台』と、意識の低さが問題となっています。

「事業者の方々を含めて、職場・地域で通学路の安全確保や飲酒運転の撲滅に強い気持ちを持ってほしい。本日、物理的に飲酒運転ができない装置を紹介させていただいた。このような機器を導入していただいてできるだけ多くの事業者に飲酒運転撲滅の取り組みをしていただきたい」(高知南警察署 畠中健二副署長)

県警は今後、『飲酒運転ゼロ』を目指して、関係機関と連携し徹底した取り組みを行う方針です。


目指せ全国制覇!白球を追う“高知家ガールズ”

中学生の女子野球チーム「高知家ガールズ」が、9日、石川県で開かれる全国大会に出場します。「全国制覇したい」、「プロ選手になりたい」。夢や目標に向かって白球を追い続ける球児たちに迫りました。

高知家ガールズは中学女子野球の選抜チームで、2013年、NPB、日本野球機構が女子野球の全国大会開催をきっかけに発足しました。今では東は室戸から西は宿毛まで、県内各地の野球部、ソフトボール部から22人の選手が選抜され、チームに登録されています。その高知家ガールズ、各県の代表チームが出場する全国大会を9日に控えています。この日、選手たちは全国大会に向け、小学生と一緒に練習していました。チームのキャプテンは、父の影響で野球を始めたという宿毛東中学校3年の石﨑彩心さん。チームメイトからの信頼が厚く、バッティングも守備もこなす、マルチプレーヤーです。

「今年はコロナで四国内の大会もなくなってショックが大きかったんですけど、最後の全国大会は石川県で行うことができますので仲間たちと最高のプレーができるよう頑張りたい」(高知家ガールズ 石﨑彩心主将)

チームの4番打者は潮江中学校3年、キャッチャーの嶋村咲那さんです。

「兄が野球をやっていて兄もキャッチャーだったので、自分もキャッチャー。みんなに頼られる兄を見て、いいなと思って野球を始めました」(高知家ガールズ 嶋村咲那さん)

嶋村さんは学校の野球部でもレギュラーに定着していて、長打が期待できる全国レベルのパワーと、キャッチャーとしての守備力の高さで、チームを勝利に導きます。

「全国から強いチームがたくさん集まってくる中、みんなで野球できる楽しさが一番」(嶋村さん)

高知家ガールズの自慢は何といっても「打撃力」。打って打ってうちまくる圧倒的な攻撃力で全国大会に臨みます。

「今まで笑顔で楽しくやってきたんですけど、今年のチームは勝ちにこだわるというのもテーマに入れていて、先輩たちを超えて全国制覇を目指せるよう頑張りたい」(石﨑主将)

「ヒットで出て、つないでつないで、どんどん点を稼いでいくチームなので、みんなで打って打って勝ちたいと思います」(嶋村さん)

メンバーのほとんどは普段、学校で男子と共に練習しています。投手で土佐南中学校2年生の山中優さんもこの日は学校での練習で白球を追いかけます。

野球部員は4人。この日は3人での練習で、山中さんはチーム唯一の2年生でキャプテンです。

「ひとりで引っ張っていくのはちょっと大変かなと思います」
Q.野球をやめたいと思ったことは
「あります。うまく打てなかったりとか自分があまり上手にできなかった時に思います。続けられるのは野球がみんなでやるスポーツで、励まし合えて楽しいから」(高知家ガールズ 山中優さん)

山中さんはコントロールが安定した90キロ前後のストレートと右バッターの手元に沈み込む、変化球が持ち味です。

「将来はまだ決めてはいないけど野球にかかわることはしたい。できればプレーヤーをしたい。」(山中さん)

将来の目標はプロ野球選手だという山中さん。しかし女子プロ野球リーグは選手が数名しか所属していないため、今年は試合が開催できず、事実上の休止状態となっています。

「とても残念だと思います。男子とかは結構(メディア)に出るけど、女子はあまり見ないので、広まってほしいなと思いました。」(山中さん)

一方で今年はうれしいニュースも。高校生女子野球全国大会の決勝が、高校球児にとって夢の舞台である「甲子園」で開かれたのです。女子選手でも「目標は甲子園」と言えるようになった今年。歴史的な年に全国大会に臨む山中さんの思いもひとしおです。

「すこしでも女子が増えて、みんなでできるスポーツにしたい。(大会の目標は)四死球などなくしてあまり点をとられないようにすることです。先輩に迷惑をかけないようにがんばりたいです」(山中さん)

夢や目標に向かって白球を追い続ける女子選手たち。全国大会は9日、石川県で開幕します。


新型コロナ 3人感染確認

新型コロナウイルスについてです。高知県内で新たに3人の感染が確認されました。

新たに感染が確認されたのは10代、30代、40代の女性3人です。いずれも家庭内感染とみられ、ワクチンはまだ接種していないということです。このうち高知市の40代の女性は酸素投与が必要な中等症だということです。また、四万十市の30代の女性は自営業で、マスクをしたまま長時間会話をした客1人を濃厚接触者として検査する予定です。

県は対応のステージを「警戒」で維持しています。市中の感染は落ち着きを見せているとしながらも、引き下げについては、数日間様子を見ながら慎重に判断するということです。県内の感染確認は、4116人となり医療機関には12人が入院しています。重症が3人、中等症が2人となっていて、病床占有率は4.1%です。宿泊療養施設には11人が入っていて調整中の患者はいません。