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高知県立美術館で台湾の高校生が描いた絵画展

コロナ禍で往来が難しい中でも文化交流を深めうと、台湾の高校生による作品展が高知県立美術館で開かれています。

作品展では台湾に2校ある芸術高校のうちの一つ=雲林県立蔦松芸術高校の生徒たちが描いた水彩画やスケッチ32点が展示されています。コロナ禍で人の往来が難しい中でも日本と台湾の文化交流を深めようと、西日本を巡回し開かれていて、これまでに京都市や和歌山市などでも開催されています。高知市は四国で初めての開催です。

作品展は今月20日(月・祝)まで県立美術館で開かれます。


台風14号 今夜遅くに高知県へ最接近か

台風14号は、午後7時に福岡県に上陸し、高知県内全域が強風域に入っています。今夜遅くから、あす明け方にかけて最も接近する見込みです。

気象庁によりますと、台風14号は、午後7時前に、福岡県福津市付近に上陸しました。1951年の統計開始以来、初めてのことです。県内全域が強風域に入っていて今夜遅くからあす明け方にかけて最も接近する見込みです。

県内ではきのうの降り始めからきょう午後10時までに四万十町窪川で377.5ミリ、四万十市中村で301.5ミリ、黒潮町佐賀で288ミリの雨を観測。四万十町窪川はきょう午前8時半までの6時間に観測史上最大となる302ミリの雨となりました。

現在、県内の広い範囲で、大雨や洪水、暴風の警報が出されています。また四万十市、中土佐町、
四万十町、黒潮町には土砂災害警戒情報が発表されていて、黒潮町の2242世帯4608人、中土佐町の733世帯1413人に避難指示が出ています。

中土佐町上ノ加江地区では県道の一部が冠水したほか、床上浸水の被害もでています。この場所に30年ほど暮らしているというこちらの男性は、初めての経験だと話します。
 
中土佐町では3棟が床上浸水、11棟が床下浸水。四万十町では3棟が床上浸水、8棟が床下浸水の被害を受けたということです。

交通機関にも影響が出ています。JR土讃線は高知ー窪川間の特急列車と、須崎ー窪川間の普通列車で始発から運転を見合わせ。JR予土線も、窪川ー江川崎間で始発から運転を見合わせました。いずれも、あす昼ごろに再開する予定です。空の便は、きょう日本航空が福岡便と羽田便の合わせて3便。全日空が午後4時以降の東京、大阪を結ぶ全便で欠航となりました。あすは日本航空の福岡発高知行きの1便と、全日空の始発便2便の欠航が決まっています。

台風はこの後、あす朝にかけて四国を横断するとみられます。明け方にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みで、あすは多いところで一時間に50ミリから70ミリの雨が予想されています。また、最大風速は海上で23メートル、陸上で18メートルから20メートルとなる見込みです。

気象台はあす朝にかけて、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫、暴風に警戒するよう呼び掛けています。


南海トラフ地震のメカニズム解明へ 日向灘を調査

近い将来、必ず起きるといわれる南海トラフ地震。その発生メカニズム解明を解明しようと日々、研究が続けられています。地震研究者たちが注目している場所が宮崎県沖の日向灘です。この日向灘で先月、東京大学地震研究所や海洋研究開発機構=JAMSTEC、大学が合同で調査を行いました。その調査航海の模様をからふるが取材しました。

近い将来、必ず起きるといわれる南海トラフ地震。駿河湾から九州に至る想定震源域の中で、西の端にあたる日向灘に今、地震研究者が注目しています。今回の調査プロジェクトのリーダー、東京大学地震研究所の木下正高教授です。2012年から3年間高知コア研究所の所長を務めていました。

ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの西の境目に位置する日向灘では、「スロー地震」と言われる体感できないほどのゆっくりとした地震が頻発しています。そしてそのスロー地震が大きな地震を誘発する可能性があると指摘されているのです。

日向灘の下に伸びる海底の山脈。九州・パラオ海嶺です。この九州・パラオ海嶺は日向灘に向かって沈み込んでいて、その境界部分には海底から1000メートル以上の高さでそびえ立つ地形=海山が沈み込む際に破壊されてできたと思われる穴が確認できます。沈み込む海山が日向灘のスロー地震に関係しているのではないか。そしてそのスロー地震はさらに大きな地震を誘発する可能性が本当にあるのか?その謎に迫ります。

今回の調査には東京大学地震研究所、JAMSTEC、高知大学などから研究者や学生13人が参加しました。

こちらは今回の調査に使う観測機器。およそ5トンの巨大な重りにパイプをつけたものです。

機器の重さで海底にパイプが突き刺さり、引き抜くと3~4メートル分の海底の堆積物を回収できるという仕組みです。表層ではありますが、数万年分の情報が詰まっています。ヒートフローと呼ばれる海底の温度の変化を調べることも重要なミッションです。

船は日向灘の調査海域に向けて出発しました。現場までは10時間かかります。調査海域に到着したのは午後7時。波も穏やかです。翌日まで待つことなく、すぐさま観測機器を投入する準備に入ります。何トンにもなる観測機器の投入には、新青丸が誇る巨大クレーン「Aフレーム」を使います。機器の投入は船の装備を使いこなすことができる船員が行います。

最初の調査はヒートフロー。7か所の熱量測定が終わった時には朝になっていました。観測機器がデータを持ち帰ってきます。

こちらが1000分の1℃の誤差まで計測できるヒートセンサー。データは無事に取れているでしょうか?

早速、船内でセンサーにアクセスすると・・・データが出てきました。

ヒートフローの次は次はいよいよ海底のコアの採掘に挑みます。採掘用に投入した装置が戻ってきました。

宇宙を観測するより難しいと言われる海底の調査。そこに直接アクセスし、手に入れたサンプルは貴重です。37時間、ほぼ休むことなく調査は続き、新青丸は帰路につきました。採取したコアの分析は10月に高知で始まります。

 


郵政ユニオン集団訴訟 高知でも和解成立

「同じ業務にもかかわらず手当やボーナスに正社員と格差があるのは不当」として日本郵便で働く契約社員らが全国で起こしている集団訴訟で高知県内でも和解が成立しました。

訴えを起こしていたのは高知中央郵便局に勤める契約社員7人です。訴えによりますと、社員は「正社員に支給される住宅手当などが支給されないなど待遇に格差があることは労働契約法20条に違反する」などとして日本郵便に損害賠償を求めていました。

この集団訴訟をめぐっては去年10月に最高裁が契約社員に住宅手当などを認めないのは「不合理な格差」との判断を示しています。これを受け、県内でも原告・被告双方で協議を進めていて、原告側によると、住宅手当の一部や年末年始勤務手当などにあたる総額114万円あまりの解決金を被告の日本郵便側が支払うことできょう和解が成立したということです。

 


3回目のワクチン接種 海外で始まる

イギリスでは、ワクチンの接種を2回終えた人に対して追加で接種する、いわゆるブースター接種が始まりました。高知県内の反応を取材しました。

イギリスでは16歳以上のおよそ8割が2回の接種を受けていますが、デルタ株の蔓延などで患者数が上昇していて重症化リスクの高い人たちを対象にワクチンの3回目接種=ブースター接種をはじめました。感染が広がりやすい冬に備えるということです

そんな中、国内では河野太郎ワクチン担当大臣が、3回目の接種の準備をする考えを明らかにしています。

県感染症対策協議会の吉川清志会長は。

ただ、吉川会長は3回目の接種よりも2回目の接種を終えていない人の接種を急ぐべきと強調します。

一方、濱田知事は、3回目の接種について、前向きな考えを示しています。