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高知県 最低賃金28円アップで820円に

来月2日から高知県の最低賃金が28円引き上げられ、820円となります。高知としては初の800円台ですが全国では最も低い金額です。

高知労働局は県の最低賃金が来月2日から、現在の792円から820円に引き上げられることを発表しました。28円の引き上げ幅はおととしと並んで過去最高となります。

去年は、新型コロナによる経済への見通しが立たないことから2円の引き上げに留まりました。しかし今年は、依然として事業者の経営状況は厳しいものの、ワクチンの普及などにより経済回復への明るい兆しが見えてきたことから大幅な引き上げとなったということです。

高知で最低賃金が800円台となったのは初めてですが、全国では沖縄と並んで最も低い金額となる見込みです。全国トップの東京とは221円の差があることから、高知労働局は「地域間の格差」を是正し、引き続き労働条件の改善に向けて取り組んでいきたいとしています。


今年の記録的大雨 高知県内では野菜が高騰 今後の注意点も

今年の7月と8月は厳しい暑さに、大雨と、近年の異常気象を象徴するような日が相次ぎました。気象がもたらした悪影響を振り返ると共に、今後の注意点をお伝えします。

梅雨入りから2か月、7月中旬の幡多地域で、猛烈な雨が降りました。

「宿毛市天神では、土砂崩れが発生しました。それにより住宅が全壊。屋根は地面と同じ高さまでつぶれています」(尾﨑大晟アナウンサー)

住宅1棟が全壊となりましたが住民は避難して、無事でした。

「統計開始以来最も早かった今年の梅雨入りから2か月以上が経ったきょう、四国地方が梅雨明けしました」(京面龍太郎アナウンサー)

一夜明けた、7月19日。観測史上最長となる梅雨が明け、県内は、うだるような暑さに。

「熱過ぎて、歩いてられないです。水の中に入りたいです。」

7月28日。環境省と気象庁は熱中症の危険性が高まったとして県内初となる「熱中症警戒アラート」を発表しました。

「夏の時期ということで、ちょっとしたことで気温が上がりすい状況だった。(熱中症警戒アラートの)発表時には熱中症にかかりやすい気象条件になっていますので、外出を控えて冷房で室温を下げるなどしてほしい」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)

夏の暑さが一変したのは、8月11日ごろのことでした。日本付近に前線が停滞し、再び、県内に大雨が。

「高知市はりまや橋です。雨が強い風に乗って真横から吹き付けていて、傘があまり役に立たないような降り方となっています」(尾﨑大晟アナウンサー)

降り始めから一週間以上経ってもなお・・・

「午前5時半すぎの高知市内、強い風を伴った叩きつけるような雨が降っています」(京面龍太郎アナウンサー)

10日経っても雨は降り続けました。

「仁淀川にかかる沈下橋です。連日の雨で川が増水し、水が橋げたに打ち付けています」(久保田康祐アナウンサー)

各地で土砂災害警戒情報や避難指示が、繰り返し発表されました。

安田町の県道では・・・

「安田町にある県道12号安田東洋線です。大量の土砂で道路がふさがっています」(三上萌々アナウンサー)

ガードレールを曲げるほどの勢いで土砂が流れ込み、通行止めに。解除されたのは、きのうになってのことでした。

8月11日の降り始めから23日までの雨量は、馬路村魚梁瀬で1400ミリを超えるなど記録的な長雨となりました。

「私なんかも商売初めて47年目やけどこんなこと今まで初めてです。高くて良くない。泣き言いわれんけどね、ほんと大変です。」(買い手)

大雨と日照不足の影響を受け、野菜の価格が高騰。通常より3割ほど高くとなっているといい、県内産のキュウリは1本30円から40円のところきょうは100円でした。

「セリが始まって1時間程度たったこの時間でも、通常であればセリが続き、品物が並んでいるはずですが、きょうはせりはもう終わってしまい、市場の中は閑散としています。」(平賀吏桜アナウンサー)

野菜が育たず市場の商品は激減。なかでも県内産は、じつに7割ほど減少したといいます。

「20日くらいから品物は全然なくなりました。けどかといって市場はどっかからは品物を集めんといかんがですよ。日本全国から。県内野菜だけやったらちょっと無理ですね。」(高知県中央青果市場 小山晃専務)

また、今の時期は本来なら秋の野菜の苗植えを終えていますが、植え終えた苗が水に浸かった生産者もいて影響はまだ続く見通しです。県によりますと、大雨による農業被害額は2億3000万円に上ります。ここまで大雨が長く降り続いた要因とは?

高知地方気象台は、8月としては珍しく、梅雨の終わりごろのような気圧配置となったため、前線が停滞したことを指摘しています。

「珍しいケースではありますが、過去に何度かはあった気圧配置。西日本豪雨もこの気圧配置。このパターンは悪いパターンで気象庁も早めに説明会を開いた」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)

「降れば大雨」「晴れれば猛暑」となった今年の夏。異常気象の背景には温暖化の影響があるといいます。

「温暖化の影響で雨の日数は少なくなるが、降れば激しい雨、猛烈な雨が振りやすくなる極端化している」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)

今後について気象台は、「残暑が厳しくなることはない」と分析していますが、注意すべきは台風です。

「9月が一番台風が発生しやすいが、最近の衛星画像を見たら台風の卵らしきものはないのですぐには発生はなさそうだが、シーズン終わるまでは注意を台風が発生したら最新の台風情報の確認を」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)


高知県の飲食店認証制度始まる 1号店が誕生

高知県が、感染対策に取り組む飲食店を応援する制度が始まりこのほど、1号店が誕生しました。

「高知家あんしん会食推進の店 認証制度」は、県民に安心して飲食を楽しんでもらおうと県が、感染対策に取り組む飲食店を認証する制度です。

高知市はりまや町にある飲食店「マサマサ」は先月31日に認証1号店となりました。この店は、店内に4つの換気扇を設けるなど、去年から感染防止の徹底に努めてきました。

「感染対策は1年以上かけて、だいぶやってきたので、お客さんが少ない環境の中で、少しでも、認証制度のステッカーで、お客さんが安心してくれるとありがたいかなと思いましたね。」(マサマサ 岡本正行店主)

レストランや居酒屋、喫茶店などが対象で「店内で十分な換気を行っていたり、消毒を徹底したりしていること」「入店前の検温」「客同士のディスタンスの確保や感染防止パネルの設置」などが認証の評価基準となります。認証を受けた店舗は、県から応援金として10万円が支給され特設ホームページで店名が公表されます。

県は認証店舗を4000店舗まで増やすことを目指していて、きのうまでに1055件の申請があったということです。受付は、12月28日までとなっています。


高知市 自宅療養者の支援を強化

「日々、人数は動いているが(高知市では)300人から400人が自宅療養。今、体制的にはスキーム(枠組み)が組みあがった状況」(高知市 岡﨑誠也市長)

高知市の岡﨑誠也市長は、「自宅療養者への支援体制を強化した」と発表しました。

入院の必要性を判断するために血液中の酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」の貸し出し対象を基礎疾患がある人から自宅療養者全員に拡大したほか、「緊急性がある場合」のみ実施していた食料や日用品などの発送を希望した患者全員に行っているということです。

ところで、今月10日に開会する9月市議会については一般会計で24億4千万円の補正予算案を提出すると発表、このうちの10億円あまりが、新型コロナ対策費となっています。


新型コロナ 高知県内で53人の感染確認

高知県内で新たに53人の感染が確認されました。

新たに感染が確認されたのは10歳未満から70代までの男女53人です。このうち24人の感染経路がわかっていません。高知市の患者は38人で、南国市が6人、四万十市が4人などとなっています。年代別では、10歳未満が7人、10代が6人、20代が13人、30代が5人、40代が11人、50代が6人、60代以上が5人です。クラスターとなっていた陸上自衛隊高知駐屯地では新たに1人の隊員の陽性が判明し、感染確認は13人となりました。

県内の感染確認は3583人となり、101人が医療機関に入院しています。重症の患者は5人、中等症は22人で、病床の占有率は43.2%です。宿泊療養施設には125人が入っていて、自宅療養、自宅待機の患者は426人となっています。