KUTVニュース

愛媛で1年間公演 ジョン万次郎がミュージカルに

愛媛県で9月から、「ジョン万次郎」を題材としたミュージカルが上演されます。きのう、高知県土佐清水市の市長らが知事を訪問し、上演スケジュールなどを説明しました。

愛媛県東温市の「坊ちゃん劇場」では、9月から、ミュージカル、「ジョンマイラブ」が上演されます。ジョン万次郎と、妻の「鉄」を題材としていて、主演はAKB48のメンバー6人。「鉄」と万次郎が共に過ごした日々が描かれています。上演にあたり土佐清水市も、ジョン万次郎の生涯を詳しく説明するなど、協力をしています。きのうは、泥谷市長ら3人が濵田知事を訪問し、物語の内容や上映スケジュールを説明していました。

「高知の名だたるジョン万次郎をテーマに取り上げますので、ぜひたくさんの皆さんに見に来ていただきたいし、また機会があれば、高知の方でもぜひ上演していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」(坊ちゃん劇場 越智陽一 代表取締役社長)

ミュージカル「ジョンマイラブ」は9月2日からおよそ1年間、愛媛県東温市の坊ちゃん劇場で上演される予定です。


ラオスで学校建設 高知商業 模擬株式会社設立

ラオスに学校を建設する活動に取り組む高知商業高校が、今年も模擬株式会社を設立しました。

高知商業高校では毎年、模擬株式会社を立ち上げ、事業で得た利益をラオスに学校を建てる資金に充てています。今年はラオスと高知の幼稚園児に「将来の夢」を描いてもらい、その絵を使ったコップやハンカチなど5つの商品を販売。ラオスに10校目となる学校建設を目指します。

教室では生徒たちに株式の購入方法について詳しく説明され、生徒たちはあす1株500円で、株を購入するということです。

「生徒が株式会社を作るっていうのが高知商業の強みであると思うので、それを生徒全体で協力して、国際協力をしたいと思って、出資をしたいと考えました。」(出資する生徒)

高知商業高校は例年、事業で得たすべての利益を学校の建設費や教材費に充てていましたが、今年は高知の子どもたちにも教材を贈るなど地域貢献にも取り組むことにしています。


土砂災害警戒情報の基準雨量見直しへ

大雨などで土砂災害の危険性が高まった時に発表される「土砂災害警戒情報」について、発表の基準を見直すための検討委員会がきょう発足しました。

検討委員会は、気象や防災の有識者ら7人が出席し、きょう発足しました。「土砂災害警戒情報」は、大雨などで土砂災害が発生する危険性が高まった時、高知県と気象台が発表する情報です。現在、1998年から2012年までの雨量データなどを基に発表されていますが、近年は2018年の西日本豪雨など、さらに激しい雨による土砂災害も発生しています。このため検討委員会では、より多くの災害事例や雨量データに基づいて発表の基準となる雨量を見直すとともに、住民への情報提供のあり方も改善することにしています。

県内では2018年からの5年間で土砂災害警戒情報が98回発表されていますが、実際に土砂災害が起きたのは6回となっています。委員からは情報が発表され避難しても災害が発生しない事例が多くなっている点を踏まえた意見もありました。

「『土砂災害警戒情報を受けて逃げても無駄足に終わる』、そのトライアルを住民にどのように受け止めてもらうか。避難所に足を運ぶ・誰かを避難させるという行為は、『どんな訓練にも増して重要・リアルな避難訓練』ということでもある。『空振り』ではなく、練習という意味で『素振り』と呼びましょう、と」(京都大学防災研究所巨大災害研究センター 矢守克也 教授)

検討委員会では今後、10月に2回目の検討委員会を開き、新たな基準雨量を決める予定で、これに基づいた土砂災害警戒情報は来年から運用される予定です。


苦境続くエンタメ 「覚悟」の舞台

マイク1本で観客を楽しませる「スタンダップコメディー」の公演がこのほど高知市の劇場で行われました。新型コロナで窮地にたたされているエンタメ業界。舞台に関わる人たちの「覚悟」にからふるのカメラが迫りました。

高知市南金田にある劇場、「蛸蔵」。1人の男性が訪れました。

「おはようございます。よろしくお願いします。清水宏ですよろしくお願いします。」

東京を拠点に全国で活動する、コメディアンで俳優の清水宏さんです。

清水さんが各地で披露しているのは、マイク一本で観客を楽しませる話芸、「スタンダップコメディー」。欧米を中心に、世界中で人気が高いコメディーで、清水さんは2011年から、アメリカやイギリス、ロシアなどでも公演を行っています。

スタンダップコメディーを国内でも広げようとしている清水さん。高知での公演場所を探していた時に紹介されたのが、蛸蔵でした。新型コロナでエンターテインメント業界は苦境が続いています。これまで、県内の劇団を中心に多くの公演が行われてきた蛸蔵ですが、去年はほとんどがキャンセルに。持続化給付金などをやりくりし、なんとかしのいでいるのが現状です。清水さんの舞台は蛸蔵で、今年初めての公演となりました。

「1年かかって自分たちがこの状況でも劇場にお客さんを迎えて公演するやり方だったりとか、経験を積んできたので、少しでもできる可能性があるのならやっていきましょうということで今回の公演も開催した。」(蛸蔵 吉田剛治さん)

午後6時半。観客が集まり始めました。コロナ禍の劇場に活気が戻ります。

そして・・・

笑いの中に皮肉や社会風刺も盛り込むスタンダップコメディー。予定していた公演時間を大幅に超える、怒涛のトークは、観客のストレスも吹き飛ばしたようです。

「エネルギーがすごくて世の中の見方、切り口もすごいけどすごく元気になって、これからしばらくこのエネルギーでやっていけるかなと思った。」(観客)

「鬱屈しているものは出さなきゃダメ。おかしいと思ったことは我慢すべきじゃないし、そんなことしても誰も助けてくれない。ただやっぱり意見を笑いで言うっていうのがどれだけ力があるか、この笑いってどれだけ大きなことかっていうのがこれから分かってくると思う。やっぱり笑ってないと辛い。一番先に笑いがなくなる、余裕がなくなると、だからやっぱり笑いって大事、より出番だなと思う」(清水さん)

たくさんの笑い声が響き渡った、蛸蔵、今年初の公演。窮地に立たされているエンタメ業界ですが、蛸蔵を運営する吉田剛治さんは、「これからだ」と話します。

この1年相当やられ続けて『それでも俺たち生きてるな』というのがあって諦めて離れていった人は僕の知る限り高知の演劇人ではいない。叩かれたから、そこから雑草が生えてくるというか生命力の強さを発揮していく時期」(蛸蔵 吉田さん)

「今舞台に立つのはまず『戦い』毎回覚悟して立つ。ただそうやってみてわかる本当のおもしろさというか、やっぱり楽しい、すごく。悲壮なだけではなく緊張感はあるけどより楽しい。芸術や芸能が必要じゃない人はいなくて、どの生活にも芸術みたいなことは入っている、何か選ぶときに。だから『あったほうがいいよ』ということを上から言ってもらうんじゃなくて、俺たちそれぞれの力で認めさせていく。認めてもらっていくという時代が来たし、真価が発揮できる時代。」(清水さん)


器物損壊容疑で高知工科大学の教授逮捕

経営学やマネジメント学を専門とする高知工科大学の教授が大学の駐車場で男性の車に傷を付けた疑いで、逮捕されました。

逮捕されたのは高知市はりまや町に住む高知工科大学の教授桂信太郎容疑者(47)です。高知警察署の調べによりますと桂容疑者は、先月9日、勤務先である高知工科大学・永国寺キャンパスの駐車場で男性が所有している車の左側部分に線状の傷をつけた疑いが持たれています。男性からの被害届を受け、警察が防犯カメラの映像を解析するなどした結果桂容疑者が犯行に及んだ疑いが強まったとして逮捕しました。調べに対し、桂容疑者は「私には全く身に覚えがありません」と容疑を否認しているということです。高知工科大学によりますと桂容疑者は教授として経営学やマネジメント学の授業を担当していたということです。

逮捕を受け、磯部雅彦学長は、「今後も警察の捜査に全面的に協力し、その結果を待って大学として適切に対応したい」とコメントしています。