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二十四節気「入梅」 高知県四万十市の山里を彩るユリ

色とりどりのユリの花。思わず「カラフル!」と言いたくなる光景です。

こちらは高知県四万十市の北西部、山に囲まれた西土佐薮ヶ市地区です。愛媛県につながる県道沿い、およそ1キロにわたり15品種、1万2000本ほどのユリが植えられています。地域を花で彩ろうと住民グループが、球根を植えつけ雑草を刈り取るなどして育てていて、田園や山里の風景を華やかに演出しています。

「びっくりしています。こんな“ユリ街道”は見たことないと『ここへ来たらコロナは忘れてしまう』ということで反応はいいです。」(薮ヶ市里づくり委員会 松浦栄さん)

咲いた花は1週間ほどで散りますがまだ、ツボミも多く、これから開花する株もあります。今月下旬には遅咲き品種のカサブランカが白や黄色の花を咲かせます。

きょうは二十四節気の一つ「入梅」。県内は今夜から、しばらく梅雨らしいぐずついた天気が続きそうです。
  


コロナ禍で誕生したコラボスイーツ 高知・中土佐町

高知県中土佐町では人気のスイーツ店と老舗の酒蔵の共同開発によって新たなケーキが誕生しました。コロナ禍を逆手に商品開発に意欲を見せる事業者の思いを取材しました。

イチゴを使ったケーキが人気となっている中土佐町のスイーツ店です。このほど誕生した新たな商品には、まちの歴史を育んできた大切なものが使われています。

日本酒を使ったチーズケーキです!

太平洋に面した町、中土佐町。1997年に地元のイチゴ農家の女性たちが立ち上げたスイーツ店「風工房」は、摘みたてのイチゴを使った菓子を販売しています。海辺のドライブとともに楽しめるスイーツ店として、店頭販売で売り上げを順調に伸ばしていたところに、コロナが襲いかかりました。

「風工房は店頭販売が売り上げの9割を占める。お客さんが来なくなると売り上げが激減し、2020年4月から5月にかけて1か月ぐらい休業した。ここで待っていてもお客さんが来ないのであれば外へどうやって商品をお届けできるか、方向性を検討していった」(風工房 清岡章浩社長)

量販店での出張販売を始めるなど、新たな道を模索していたところ、スタッフからアフターコロナを見据え、まちの魅力を発信する新商品の開発を求める声が挙がったといいます。

一方こちらは、創業230年の歴史を誇る西岡酒造店。江戸時代中期に創業し、地域の人たちに愛され続けてきた酒蔵もまた、コロナで打撃を受けています。

「徐々に日本酒の消費は落ちて来ていたがそれが一気に進んだという感じ。15年後ぐらいが急に来た感じですかね」(西岡酒造店 西岡大介社長)

去年の売り上げは例年の8割ほど。個人や居酒屋での消費が多い分、落ち込み幅は大きくはなかったものの、今後の予想がつかない状況に日々困惑しているといいます。そんな中、日本酒を新しい形で楽しんでもらうことができないかと風工房に商品開発の話を持ちかけます。

「日本酒業界は厳しい状態だが同じ地域でコラボできてお酒(として楽しむ)以外の道ができたら面白いですし、これがきっかけで日本酒にまた来てもらえたらいいなと思います」(西岡酒造店 西岡大介社長)

商品開発を望んでいた風工房にとって、西岡酒造店からの提案はまさに「渡りに船」。スタッフ総出で知恵を絞ったといいます。こだわったのは、日本酒らしさを大切にしつつ、日本酒が苦手な人にもおいしく食べてもらえること。7か月間、試行錯誤を繰り返し、ついに2つのチーズケーキが出来上がりました。

それがこちら!純米吟醸酒の「純平」をたっぷり使った「酒蔵レアチーズ」です。日本酒を混ぜ合わせたレアチーズを小夏ゼリーとレモンムースで挟み込み、さわやかな味に仕上げました。

「シャープになるというかエッジが効くというか。過熱してないのでアルコールに弱い人は酔うと思います」

もう一品は、酒粕を使った「酒蔵チーズケーキ」です!酒粕と白あんを練り合わせ、クリームチーズとともにしっとりと焼き上げました。

「いろんな方に日本酒を食べてほしいなと思ったのと、地元のお酒やさんとコラボしてるので、たくさんの方に食べていただけたらなというのが一番の願いですね」

ふたつのチーズケーキは、きのうから販売が始まりました。

「アルコールがそんなに強くはないが食べやすいケーキだったらいいなと。自分へのご褒美として食べたいと思っています」(購入した人)

「久礼という町にはたくさんおいしいものがあるし、県内で一番古い酒蔵が西岡酒造。ぜひそういうところと組んで、これから新しい商品をどんどん地域の人と一緒に知恵を出し合いながら盛り上げていきたいなと思っています」(風工房 清岡章浩社長)

人気のスイーツ店と、老舗の酒蔵。2つの事業者がアフターコロナを見据えてまちの新しい時代を切り開こうとしています。


高知市にeスポーツ専用スペースがオープン

高知市の中心市街地に本格的なeスポーツを体験できる施設がオープンしました。

高知市はりまや町に誕生した本格的なeスポーツを体験できる「シープリーズ高知店」です。処理能力の高いパソコンや長時間プレーしても体への負担が軽いとされる椅子などが整備されています。

「より多くの人に楽しんでいただいて、高知からいろんな中央に、全国に、そして世界に発信できるような業界になっていけばいいなと思っています。」(高知県eスポーツ協会 杉野洋一 理事)

高知市では、これまでにもeスポーツの練習場がありましたが、去年8月、コロナの影響で閉店に追い込まれました。そうした状況の中、飲食店などの経営にあたっているセントラルグループが世界的に注目されているeスポーツを普及させようと支援に乗り出し、オープンにこぎつけました。

施設は午後3時から11時まで、3時間500円で利用できます。


鳥獣保護法違反の容疑でメジロ飼育の男を逮捕

捕獲が禁止されている野鳥のメジロを、飼育した疑いで、70代の男が逮捕されました。

逮捕されたのは、高知市の北村祥雄容疑者(74)です。高知南警察署の調べによりますと北村容疑者は、捕獲が禁止されているメジロ15羽を捕まえ、自宅で飼育した鳥獣保護法違反の疑いが持たれています。警察は、「メジロを多数飼っている世帯がある」という通報を受け、北村容疑者の自宅を捜索したところ風呂場と寝室から15羽を押収したということです。

調べに対し、北村容疑者は、「私が山で捕ってきた。」と容疑を認めています。鳥獣保護法違反をめぐって去年、県内では、6件が摘発され、容疑者はいずれも60歳以上、主な動機は鑑賞目的だということです。

高知南警察署は今後、北村容疑者の動機を調べる方針です。


ワクチン接種で商品券配付へ 高知・須崎市

高知県内で高齢者へのワクチン接種が進む中、須崎市は2回目の接種を終えた高齢者に商品券を配ることを決めました。県内34市町村に取材したところ、接種に絡む商品券の配付は県内で初めてとなります、

「須崎市の総合保健福祉センターです。今月5日から週末に集団接種が行われていて、先週の土曜日は300人が接種を受けたということです。須崎市が高齢者にプレゼントするのがこちら、商品券です。」(リポート)

須崎市によりますと65歳以上の高齢者は8700人あまりで、今のところ全体の8割にあたるおよそ7000人がワクチンを接種する想定です。商品券は須崎市に住民票がある65歳以上で、8月末までに2回目のワクチン接種を終えた人に2000円分が贈られます。取り扱う事業者は今月21日まで募集中ですが、すでに市内の商店やタクシー会社などおよそ50店舗が名乗りを挙げています。

いったいなぜ、商品券を配ることになったのでしょうか?市長を直撃してみると・・・

「接種会場までの移動手段をどのようにしようかということで議論をしたところ、タクシー会社でも使えるような商品券、自家用車で来られる方は、その他の商店でも使えるような商品券を発行させていただいて、交付させていただくのがいいんじゃないかということになって、この商品券をお配りするということになりました。本来はワクチンを接種していただいて、早く集団免疫をつけて、コロナを沈静化させるというのが一番の目的であって、多くの方にワクチンの接種を行っていただきたい。」(楠瀬耕作市長)

こちらはJR須崎駅のすぐ近くにある飲食店。鍋焼きラーメンと地元産のちりめん丼がメインの店です。店主の江﨑智美さんは須崎市独自の取り組みについて好意的に受け止めています。

また、3つのタクシー会社を集約し、去年12月から営業している「須崎しんじょうハイヤー」も協力店舗に名乗りを上げています。病院に行くために地元の高齢者が利用するケースも多いといい、山本裕司社長は商品券をタクシーチケットとして利用してほしいと話します。

須崎市民の反応は・・・

「早めに2回目の接種受けます。まちもさびれてるもんで、もうちょっと元気になるように早くみんなに接種してもらったらいいと思います。」(須崎市民)

全国ではワクチンの接種を後押しした上で集客につなげようと、飲食店やホテルが接種した人に特典を与える動きがあります。須崎市は今のところ、2回目の接種を確認した後、1か月から2か月後に商品券を郵送する方針です。高齢者への接種が終わると一般接種が始まりますが、すべての接種対象者に商品券を出すことにはならないのか、楠瀬市長に聞いてみると・・・

「庁内で議論してみたいと思っておりまして、予算総額の話もございますので、早々に方向性を決めていきたいと思っています。」(楠瀬耕作市長)

商品券の有効期限は来月1日から12月31日までです。